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高田馬場駅前に「やきとん木々家」が立ち飲みで再出店 「大ぶりな焼きとんを」

「やきとん木々家 高田馬場店」店主の伊藤全さん(中央)とスタッフ

「やきとん木々家 高田馬場店」店主の伊藤全さん(中央)とスタッフ

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 高田馬場駅前に居酒屋「やきとん木々家(はやしや) 高田馬場店」(新宿区高田馬場4)が11月13日、オープンした。

看板メニューの焼きとん4本盛り=高田馬場駅前に「やきとん木々家」が再出店

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 「やきとん木々家」は2008(平成20)年創業で、池袋駅周辺に焼きとん業態を中心に焼き鳥専門店を含む5店舗を展開する居酒屋グループ。高田馬場店は、同社ののれん分け制度の第1号店となる。店主の伊藤全さんは前職のコンサルティング会社を退職して昨年11月、木々家に入社。「副業でシーシャバーの運営に関わったことがあり、人に元気になってもらえる、人とのつながりや人情を感じられる業界だと思い、飲食の道に進むことを決めた」と話す。

 新業態「焼き鳥と酒 木々家」の店長として経験を積み、入社当時から「将来独立したい」と木々家代表の小島ユウジさんに伝えていたことも、登用のきっかけになった。2014(平成26)年、木々家は高田馬場に出店していたが、新型コロナの影響で2021年4月に閉店しており、再出店となる。店舗面積は約20坪。全席立ち飲みで、最大50人程度を収容する。

 名物は、宮崎県にある自社の食肉処理施設で豚の解体から加工、筋取り、串打ちまでを行う焼きとん。1本約80グラムで、「大ぶりな焼きとんを提供している」(伊藤さん)という。立ち飲みに特化していることで、1人客でもいろいろなメニューを楽しんでもらえるように、サイドメニューは他の木々家よりも量を減らし、安価に提供する。

 サッポロと共同開発したという生ビールサーバーは、ステンレス管コイルが2つある特別仕様で、早くより多い量を冷やせることにより「乾杯の一杯をお待たせすることなく、冷たいビールを早く提供できる」(伊藤さん)という。ビールだるは酒店の倉庫から配送、店舗の冷蔵庫まで低温で温度管理している。

 メニューは焼きとんの6本盛り(1,309円)、4本盛り(879円)、単品のシロ(大腸、219円)、レバ(肝臓、275円)など15種。低温調理したもつ刺しは、4種盛り(989円)、3種盛り(769円)、レバ刺し、ハツ刺し(以上549円)など10種。つまみは、もつ煮込み、ポテトサラダ、鶏肉とザーサイのあえ物など14種、揚げ物は創業者の母親が仕込む「お母さんの春巻き」や「レバカツ」(以上439円)など10種を用意する。

 ドリンクは生ビール(549円)、ホッピーセット(白・黒、549円)、ハイボール5種(549円~)、チューハイ11種(439円~)、果実酒、カクテル、ワイン、ノンアルコール、ソフトドリンクも用意する。日本酒と焼酎は、入れ替え制で各5種類程度を用意。木々家の創業以来の付き合いがある中野区上高田の「味ノマチダヤ」から仕入れる。

 伊藤さんは「オープンからまだ日はたたないが、高田馬場は地元に根付いた店が多いと感じた。飲み友達を連れてきてくれるリピーターがこの短期間でも多い。高田馬場に来たら立ち飲みの木々家で始まり、立ち飲みの木々家で終わるような、ハブになる店を目指していければ」と意気込む。

 営業時間は15時~翌2時。12月6日までオープン記念で生ビールを99円で提供する(1フードオーダーが必要)。

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