「ウイスキーフェスティバル2025 in 東京」が12月6日・7日にベルサール高田馬場(新宿区大久保3)で開催され、両日合わせて6000人が来場した。主催はウイスキー文化研究所(渋谷区)。
国内外の蒸留所やインポーターなど113者(社)が出店し、世界のウイスキー、スピリッツなどの洋酒をバーテンダー、酒販店関係者、一般の愛好家に向けて試飲提供・販売するイベント。2日間計4部制で、各部400枚の入場チケットは完売し、会場では来場者が試飲をしながら出店者との会話を楽しむ姿が見られた。
水戸市から出店した1860年代創業の明利酒類は、同社が製造する「百年梅酒」の熟成に使用したプラムワインだるで熟成させた「高藏(たかぞう)」を出品した。同社は、現常務の加藤喬大さんが曽祖父である創立者の思いを引き継ぎ約60年ぶりにウイスキー製造を再開した。同社の熊田孝典さんは「来年夏ごろには、ジャパニーズウイスキーとして販売を始める予定。期待してほしい」と話す。
会場に設置したステージでは、ウイスキー文化研究所代表の土屋守代さんよるテイスティングセミナーをはじめ、大手メーカーのブレンダーによるセミナー、土屋さんのサイン会、バグパイプ演奏などが行われた。