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早大特撮サークル「怪獣同盟」が「円宅騎士ストライヴ」 連続ドラマに挑戦

早大特撮サークル「怪獣同盟」の新作「円宅騎士ストライヴ」のスチール画像(提供:怪獣同盟)

早大特撮サークル「怪獣同盟」の新作「円宅騎士ストライヴ」のスチール画像(提供:怪獣同盟)

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 早稲田大学公認サークル「怪獣同盟」が連続特撮ドラマ「円宅騎士(オタサーナイト)ストライヴ」の第1話「新歓!グリーティング」を4月1日にユーチューブで公開した。

「怪獣同盟」が新たに公開した「円宅騎士ストライヴ」のスチール画像(提供:怪獣同盟)

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 怪獣同盟は、特撮作品を見るだけではなく、自主映画の撮影、会誌や着ぐるみの製作、ヒーローショーの公演などの活動を行うインターカレッジサークル。1983(昭和58)年の設立で、OBに特撮業界で活躍する人もいる。これまで製作してきたオリジナルの着ぐるみの数は「ヒーロー」「怪人・悪役」「怪獣」など合わせて40体を超える。

 これまでユーチューブでヒーローショーの様子が中心に動画を公開してきた。「早稲田祭」などのイベントで上映する映像作品も含めると数多くの作品を作ってきたが、そのほとんどは「劇場版」などの体裁に近い中・長編映像だったという。

 「円宅騎士ストライヴ」を企画した怪獣同盟の長谷川太一さんは「特撮ヒーローの本流は毎週放送されるテレビシリーズだと思った」と話す。テレビで放映されているフォーマットを取り入れ、連続ドラマにする。「挑戦的な試みになれば」とも。1話15分程度で全11話の予定。毎週土曜の8時に配信していく。

 早稲田大学の「怪獣同盟」そのものを舞台にし、コメディータッチで「怪獣同盟」の日常を伝える。長谷川さんは「『怪獣同盟』に所属する個性的な人々が織り成す日常の面白さを伝えたいと思った」と話す。作品の世界観を大きくすると、技術的・金銭的な制約から作品が稚拙になってしまうことを回避する目的もあるという。

 今回のシリーズのために主役のヒーローのスーツを新造した点も特徴。変身ベルトやギミックを取り込むことで、昨今の特撮ヒーローで「お約束」とされる要素を取り込む。名前は「円卓の騎士」の「円卓」と「(お)宅」の「円(サークル)」を掛けて「円宅騎士(オタサーナイト)」とした。当初から「オタサー」という単語を採用する考えだった。

 長谷川さんは「『円宅騎士ストライヴ』は、かなり長い準備期間を経て先日の第1話公開を迎えた。新規スーツの造形、長期にわたる撮影、シリーズ構成の作業など、制作は苦難の連続だった。しかし、その分、協力してくれたたくさんのサークルの人たちの思いが詰まった作品に仕上がっていると思う。なにかと暗い話題が多いこの頃だが、一人でも多くの方にお楽しみいただければ」と呼び掛ける。

 早稲田大学では、5月11日まで学生の課外活動自粛を通知しているが、課外活動自粛期間に入る前に撮影を完了している。

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