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高田馬場の博多ラーメン「でぶちゃん」が2周年 「本場の味追求」郷土料理も

高田馬場の博多ラーメン「でぶちゃん」の店頭の様子

高田馬場の博多ラーメン「でぶちゃん」の店頭の様子

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 高田馬場にある博多ラーメン「でぶちゃん」(新宿区高田馬場2、TEL 03-6457-6745)が6月1日、2周年を迎えた。

高田馬場の博多ラーメン「でぶちゃん」の「特製博多ラーメン」(1,010円)

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 開店当初の店名は「ばりちゃん」だったが、2019年11月に変更。店主の甲斐康太さんが以前働いていたラーメン店「ばりこて」とはコンセプトが異なるため、イメージを変えようと変更した。甲斐さんは「1人で来店しやすい価格帯のつまみを多くそろえ、1人で飲んでさっと締めて帰ってもらえる店」と話す。1階=カウンター10席、テーブル席2卓、2階=4人掛けテーブル席3卓、8人掛けテーブル席1卓、カウンター7席。2階は最大22人の貸し切りにも対応する。

 博多ラーメンを中心に、九州の郷土料理や旬の食材を使った料理を提供する。大分県出身の甲斐さんは、幼少期から祖母の手伝いで料理に慣れ親しんでおり、その経験を生かす。看板メニューの「博多ラーメン」(690円)は、3日かけ豚の骨だけを煮込んでスープを作る。強火、弱火を使い分け、骨と髄からの味の抽出、乳化、熟成を行い、「昔ながらの本場の味」を追求しているという。「特製博多ラーメン」(1,100円)、「チャーシュー麺」(920円)、「ネギラーメン」(840円)などもある。

 麺は、「だるま製麺」が作る専用の「極細麺」を使用。断面はスープをのせるために1対1.2の長方形で、麺の長さはスープが絡まるよう32センチにした。ゆで加減は「ばりかた」「かた」「基本(ふつう)」「やわ」から選べる。博多ラーメンではおなじみの「替え玉」(150円)も用意。フードファイターのらすかる新井さんが24玉の記録を持つ。一般人の男性と女性では12玉の記録がある。

 つまみメニューは、「ごまカンパチ(博多名物)」(650円)、「とり天(大分名物)」(480円)、「博多の酢もつ」(390円)など定番24種のほか、日替わりを毎日用意する。日替わりは旬の食材や日本酒を用意し、「その日に使い切ることが多いため、数が少なく、それを楽しみに来店されるお客さまも多い」という。定番のアルコールメニューで、芋焼酎16種、麦焼酎8種、日本酒7種、ウイスキー12種を用意し、酒好きのニーズにも応える。

 「エンターテインメント性を追求していきたい」と話す甲斐さん。「米と合うスープで、深夜に炭水化物を食べる背徳感を提供したい」と、賄いから生まれ、金曜・土曜・日曜の深夜1時~4時限定で提供する「でぶ味噌(みそ)ラーメン」(870円)を考案した。今年1月にはユーチューブチャンネル「でぶちゃんズ キッチン」を開設。動画でレシピや調理方法を公開したり、ウーバーイーツでラーメンを提供したり、新しいことに取り組んできた。

 甲斐さんは「新型コロナウイルス感染症の影響も受けているが、多くのお客さま、スタッフのおかげで2周年を迎えることができた。本当に感謝している。これからもふざけているとエンターテインメントの間を追求し、お客さんに喜んでもらえる店作りをしていければ」と意気込む。

 時短営業で当面の営業時間は11時~15時、17時30分~22時。時短営業中は、「でぶ味噌ラーメン」の提供はしていない。

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