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西早稲田商店会が「地蔵まつり」 音楽ライブや3年に一度の大法要も

地蔵音楽団による「音楽紙芝居『うらしまたろう』」の様子

地蔵音楽団による「音楽紙芝居『うらしまたろう』」の様子

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 「源兵衛子育地蔵尊」(新宿区西早稲田2)や周辺店舗で10月8日~14日、「地蔵まつり」が開催された。主催は西早稲田商店会。

音楽ライブでにぎわいを見せる「子育地蔵」

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 商店街エリアの中にある「源兵衛子育地蔵尊」は、江戸初期に周辺地域を開墾した源兵衛を供養するために、1726年に安置された地蔵尊。さまざまな御利益があるとされるが、子どもに関する願い事が成就すると伝えられたことから「子育地蔵」と呼ばれ、地域から親しまれている。西早稲田商店会が管理しており、新宿区の地域文化財に認定されている。

 イベントでは商店会の27店舗が期間中「秋の大売出し」を行い、「源兵衛子育地蔵尊」で13日に「音楽ライブ」を、14日に「子育地蔵尊大法要」を行った。音楽ライブには「ヴァイオリン演奏 ココペリ」「ジャズバンド Little Fats & Swingin' Hot Shot Party」「地蔵音楽団による音楽紙芝居『うらしまたろう』」「ちんどんバンド ざくろ」が出演し、場を盛り上げた。翌14日は3年に一度の「子育地蔵尊大法要」を境内で行った。

 音楽ライブを取りまとめている地蔵音楽団の鍋元ミハイルさんは「早稲田大学に通っていた5年ほど前から商店会の協力を得て、子育地蔵を会場にした音楽イベント『地蔵音楽祭』を開催してきた。今回の『音楽ライブ』も子どもからお年寄りまで幅広い世代の人に楽しんでもらえるような工夫も。これからも、誰もが気軽に生演奏の音楽を楽しめる場をつくっていきたい」と意気込む。

 西早稲田商店会会長の金子磨矢子さんは「昨年までは年末に行ってきた歳末大売り出しのイベント『地蔵まつり』を参加してもらいやすいようにこの季節に変更した。地域の人と一緒に盛り上がれるよう取り組んでいる音楽ライブに、通行している多くの人が足をとめてくれてうれしい。このエリアは海外の方が経営する店や留学生も多く、商店会のホームページを10カ国語対応にするなど地域の変化にも対応してきた。これからも子育地蔵を地域活性化のシンボルとして、地域を盛り上げていきたい」と話す。

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