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高田馬場のスイーツ店「MID café」 木のぬくもり感じる空間でゆったりと

「MID café」 バスクチーズケーキパフェ

「MID café」 バスクチーズケーキパフェ

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 ミッドセンチュリー調の店内で、シェフとパティシエが創作するパフェやパンケーキを提供する「MID café(ミッドカフェ)」(新宿区高田馬場2、TEL03-6914-1479)が、オープンから1カ月が過ぎた。

「MID café」超濃厚キャラメルパンケーキ

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 高田馬場駅から早稲田駅を結ぶ早稲田通りから北側の一角、裏BABA(うらばば)とも言われるエリアに3月28日にオープンした同店。路地に面した古民家調の木枠のガラス窓とミッドセンチュリースタイルと呼ばれる1940~1960年代のイギリスやアメリカの家具を中心にしつらえた空間に4組のテーブル14席をゆったりと配置する。

 運営会社 Noi company(ノイカンパニー)を経営する栗山篤史さんは「コロナ禍の生活の中で、外出して人と会って食事やティータイムを楽しむことが難しくなっている。そんな状況の中で、数少ない外出や人との会話の時間をゆったりと過ごしたい、少しぜいたくをしておいしいものを食べたいという人が増えていると感じる。木のぬくもりを感じるアンティーク調の落ち着いた空間で、ゆったりとした時間を楽しむことができる店にしたかった」と話す。

 スイーツは、新宿のデザートバー店勤務やカナダ留学などの経験を持ち、同社のイタリア料理店のシェフを務める村越一貴さんと、2人のパティシエが季節に合わせてパフェとパンケーキのレシピを開発する。パフェのパーツなども全て手作りする。

 村越さんは「パフェは何層にもするため最後まで飽きずに召し上がっていただけるように構成を考えるのが難しい。いい素材はそれだけで十分おいしい。足し算より引き算をしていく構成がいいと思う。自分たちがいかに手を加えないで、『ああ、おいしかったね』だけでは終わらない、明確な記憶として残るおいしさを表現したい」と言う。

 スイーツは、パフェ(ルビーチョコレートパフェ=2,588円、バスクチーズケーキパフェ=2,388円)、パンケーキ(「れもん×Lemon×レモン」=2,310円、超濃厚キャラメルパンケーキ=2,343円)を用意する。いずれも1ドリンク付き。

 ドリンクは、コスタコーヒー(ブレンド=600円、カプチーノ、カフェラテ=650円、など)、紅茶(アールグレイ、ハーブティー=680円、チャイ=700円)、自家製レモネード=650円など。

 村越さんは「パフェの人気は想像以上。『今日は5つ目のパフェ』というお客さまもいらっしゃる。パティシエと相談しながら、塩味を利かせた甘塩っぱいパフェ、野菜のフルーツのパフェ、男性も食べたいと思うようなパフェなど挑戦を続け、時代に沿って進化し続ける現代版のパフェを創作したい」と話す。「もう一つ、日本人の感性を大切にしたい。日本には四季があり、地方ごとに多様性がある。『この食材がおいしい季節になった』ということが感じられるものを提供したい。食材や料理法、器も含めて日本の良さを広めていきたい」と笑顔を見せる。

 営業は11時30分~20時。

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