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早大近くの商店で「行け!総選挙セール」 「投票セヨ、居酒屋でくだを巻くために」

「キュート早稲田整骨院」の佐藤靖子さん(早稲田商店会副会長、左)、「こだわり商店」の安井浩和さん(大隈通り商店会会長、奥)、「武蔵野アブラ学会 早稲田総本店」のチン正男さん(手前)、「キッチンミキ」の山内康行さん(早稲田商店会会長、右)

「キュート早稲田整骨院」の佐藤靖子さん(早稲田商店会副会長、左)、「こだわり商店」の安井浩和さん(大隈通り商店会会長、奥)、「武蔵野アブラ学会 早稲田総本店」のチン正男さん(手前)、「キッチンミキ」の山内康行さん(早稲田商店会会長、右)

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 早大近くの「早稲田商店会 大隈通り商店会」の有志が投票済み証を見せると各店舗でサービスを受けられる「投票率爆上大作戦 行け!総選挙セール(以下、セール)」を10月20日、開始した。

早大生に長年親しまれているキッチンミキの「チーズハンバーグ」

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 10月31日に投開票が行われる「第49回衆議院議員選挙」に合わせて実施する。早大生からも人気の油そば専門店「武蔵野アブラ学会 早稲田総本店」のチン正男さんが商店会に話しを持ち掛け実施にこぎ着けた。

 チン正男さんは「2年前の参議院選挙の際も、自店で同様の取り組みを行っていた。今回もやる予定だったので、商店会の他の店とも一緒にできれば意義があるのではないかと考え、発案した」と振り返る。ガムテープ案内表示で知られる「修悦体」で「投票セヨ」と記した看板も自作し、訴求する。

 大隈通り商店会の会長で、こだわり商店の店主・安井浩和さんは「2014年ごろまで同様の取り組みをしていたので、各店舗に声掛けをしたら『前と同じやつね』という感じで参加店も増えていった。選挙や政治は以前に比べ身近になってきている。チン正男さんのように面白おかしくやることで、投票に行こうという機運が出てくることが大事だと思う」と話す。

 期間は10月20日~11月6日。投票して投票済み証明書の交付を受け、セールのチラシを掲出している店舗に持参することで、50円引きやトッピング無料、商品進呈などのサービスが受けられる。セール期間、サービス内容は店舗により異なる。

 参加店舗は「キッチンミキ」「モスバーガー西早稲田店」「鈴長クリーニング」「サウンドショップニッポー」「早稲田のこだわり屋」「かどや食堂」「キッチンブン」「沖縄食堂」「サカエヤ」「平山不動産」「こはぜ珈琲(コーヒー)」「こだわり商店」「グッドモーニングカフェ早稲田」「笑酒屋 どやぐんち」「武蔵野アブラ學会 早稲田総本店」「ママキムチ」「たきたて 早稲田店」「つけ麺 えん家」「金城庵(きんじょうあん) 本館」(10月21日時点)。

 チン正男さんは「この企画の意図は、投票参加の呼び掛けにある。この国は民主主義なので、有権者の参加があって成り立っている。投票しておかないと次の選挙までの意思決定に白紙委任状を渡していることになってしまうので、何を決められても文句は言えない。1人の1票で思い通りになることは起きないが、とりあえず投票しておけば、気に食わない結果に文句は言える。投票して適宜、居酒屋でくだを巻けるようにしておこう」と呼び掛ける。

 新宿区の期日前投票の受け付けは、区役所本庁舎=10月20日~、各特別出張所=24日~。

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