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学生の企画で実現 早大生協で清家雪子さん「月に吠えらんねえ」フェア

ブックフェアの売り場で、早大生協戸山店の松尾彩乃さんと早大文化推進学生アドバイザーの加太美穂(かぶと)さん(左から)

ブックフェアの売り場で、早大生協戸山店の松尾彩乃さんと早大文化推進学生アドバイザーの加太美穂(かぶと)さん(左から)

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 早稲田大学生協ブックセンター(新宿区西早稲田1)と早稲田大学生協戸山店(新宿区戸山1)で12月1日から、漫画家・清家雪子さんの作品「月に吠えらんねえ」のフェアが開催されている。

作者の清家雪子さんが推薦する3作品とPOP

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 「月に吠えらんねえ」は、月刊アフタヌーン(講談社)で連載中。近代の作家、詩人、歌人などの作品からイメージされたキャラクターが登場する漫画。早稲田大学にゆかりのある北原白秋、若山牧水、種田山頭火、大手拓次、西条八十、江戸川乱歩などの作品を連想させるキャラクターも登場する。

 その点に着目した同大法学部3年生で早稲田文化を創造・発信する学生ボランティアの「早稲田大学文化推進学生アドバイザー」の加太美穂(かぶと)さんが、同大文化企画課に清家雪子さんへのインタビュー企画を持ち込み、今回のブックフェア開催につながった。インタビュー記事は、同大学生生活課が運営するウェブメディア「Wasedaウィークリー」に掲載されている。

 加太さんは「早稲田大学にゆかりのある文士が登場する漫画を通じて、早稲田大学を知らない人に早稲田大学のことを、『月に吠えらんねえ』を知らない人に『月に吠えらんねえ』のことを知っていただける機会になればうれしい。文化推進学生アドバイザーの活動を通じて、早稲田の歴史に触れることができ、この地で学んでいることの意味を知ることができた。文化推進学生アドバイザーは現在募集中なので、興味のある早稲田学生はぜひ応募してほしい」と話す。

 フェアの企画に関わった早大生協戸山店の松尾彩乃さんは「今回のフェアでは『月に吠えらんねえ』の全巻と清家先生の推薦で、同時代の文士が手掛けた3作品を展開している。漫画から入っても、推薦の3作品から入っても、楽しんでもらえると思う。個人的にもファンだった『月に吠えらんねえ』とこのような関わり方ができてうれしい。清家先生直筆の推薦文をPOPにしているので、ぜひご覧いただければ」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は、ブックセンター=10時~19時(土曜=10時~17時、12月25日~28日は11時~17時)、戸山店=10時~18時30分(土曜は10時30分~15時)。日曜定休。フェアはブックセンターが12月28日、戸山店が12月22日まで。組合員以外も購入できる。

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