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高田馬場のジビエ居酒屋「米とサーカス」、クジャク肉使った「火の鳥鍋」

クジャクの羽も添えられた「火の鳥鍋」。提供時、肉はさばき、羽は装飾として添える。

クジャクの羽も添えられた「火の鳥鍋」。提供時、肉はさばき、羽は装飾として添える。

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 JR高田馬場駅前のジビエ居酒屋「米とサーカス 高田馬場店」(新宿区高田馬場2、TEL 03-5155-9317)が、クジャクを使った「火の鳥鍋」の提供を10月1日に始めた。

大分県産のカラスを使用する「カラス火鍋」の材料

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 同店では毎年、秋冬限定メニューとしてジビエを使ったさまざまな種類の「獣鍋」を提供している。今年、新たに沖縄県宮古島産のインドクジャクを使った「火の鳥鍋」(2~3人前、4,980円、3日前までに要予約)をメニューに加えた。高田馬場とゆかりのある手塚治虫さんの漫画「火の鳥」をイメージして、薬膳食材を11種入れた「特製火鍋」として提供する。

 「沖縄県宮古島や周辺の島々では外来種のインドクジャクが野生化し、農作物や島の生態系に被害を与えている」(同店)という。緊急対策外来種に指定され、宮古島市が駆除を行っている。今年から宮古島の猟師と茨城県のジビエ食肉卸会社が提携し、宮古島以外でもクジャク肉を流通するように。空気銃を使い、個体に負担がかからない方法で捕獲し、丁寧に食肉処理することで、臭みのないクジャク肉を提供できるという。

 その他の「獣鍋」のメニューは、北海道産ヒグマ肉を使った「熊味噌(みそ)鍋」(1人前、2,980円)、北海道産エゾ鹿のモモ肉を使った「紅葉味噌鍋」(1人前、1,680円)、同ロース肉を使った「紅葉すき焼き」(1人前、1,780円)、九州産イノシシのロース肉を使った「牡丹鍋 醤油(しょうゆ)味・味噌味」(1人前、1,980円)、大分県産のアナグマを使った「アナグマすき焼き」(1人前、2,680円)、大分県産のアライグマを使った「アライグマ味噌鍋」(1人前、2,680円)、島根県産のタヌキを使った「タヌキ味噌鍋」(1人前、2,680円)、大分県産のカラスを使った「カラス火鍋」(3~4人前、5,980円、3日前までに要予約、価格は全て税別)。

 石井翔店長は「今年も寒くなる季節に提供している『獣鍋』のシーズンがやってきた。今年新たにメニューに加えた『火の鳥鍋』は、希少なクジャクの肉を使用したもの。歯応えがしっかりしており、多くの人が気にする臭みが少ない。火鍋のタレとよく絡まるメニューに仕上げた。初体験の人も多いと思うので、ぜひご賞味いただければ」と呼び掛ける。

 営業時間は17時~24時。「獣鍋」の提供は2020年3月末まで。

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