
早稲田大学内にあるミュージアムの魅力を紹介するイベント「Museum Week」が5月12日から始まる。
オリジナルトートバッグとワセダベアクリップ=早大で「ミュージアムウィーク」
2015(平成27)年に始まった同イベントは早大文化推進部が主催し、現役学生の「文化推進学生アドバイザー」グループが企画・運営する。「予想外がまっている」をキーワードに、学内にある「演劇博物館」「會津八一記念博物館」「早稲田大学歴史館」「早稲田スポーツミュージアム」「国際文学館(村上春樹ライブラリー)」などのミュージアムを中心にイベントを展開する。イベントに合わせ各ミュージアムが企画展を開く。
「ミュージアムワードパズル」「ワセダベアをさがせ! Inミュージアム」では、学内のミュージアムを巡ってもらう。ワードパズルや隠れているキーワードを完成させた人、それぞれ先着500人にはオリジナルトートバッグやワセダベアクリップを進呈する。いずれも同グループがデザインした。歴史館や演劇博物館などでは音楽サークルによる「ミュージアムコンサート」を開く。
12日に大隈記念講堂で行う「大隈LIVE」や16日に會津八一記念博物館前で行う「Museum LIVE」ではパフォーマンスサークルが参加する。
14日には第24回「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」の文化貢献部門で奨励賞を受賞したドキュメンタリー映画「ちゃわんやのはなし ー四百年の旅人ー」の上映会と、松倉大夏監督と同作に出演した十五代沈壽官(ちんじゅかん)さん、早大人間科学学術院の余語琢磨准教授のトークイベントを行う。
18日には早稲田小劇場どらま館で「パントマイム舞☆夢☆踏(マイムトウ)」の公演と同サークルを旗揚げした大道芸人のハッピィ吉沢さんによるワークショップを行う。
19日には歴史館で学生ガイドが早大の歴史を伝える「ミュージアムツアー」を行う。
アドバイザーを務める留学生(政治学研究科博士後期課程)は「Museum Weekでは、さまざまなジャンルのダンス・音楽のパフォーマンスがあり、日本語が未熟でも気軽に鑑賞できる」と話す。
7日から先行で始める「ワセメシスタンプラリー」にはキャンパス周辺の飲食店86店が参加。スタンプを5つ集めた人にTシャツを進呈する。Tシャツは同グループがデザインしたオリジナル。今回、デザインを新しくした。早大生協や国際文学館(村上春樹ライブラリー)にあるカフェ「橙子猫 -Orange Cat-」などではオリジナルメニューを用意する。
同じくアドバイザーを務める学生(文学部3年)は「学内のミュージアムは、学生がなかなか足を踏み入れない場所。学生視点でグッズやパズルなどを企画し、どうやったら学生が来館してくれるか考えてきた。ワセメシスタンプラリーなどは参加しやすい企画なので、早稲田文化を知るきっかけになれば」と話す。
参加・入場無料。5月23日まで。ワセメシスタンプラリーは25日まで。