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戸塚警察署が「痴漢・盗撮撲滅キャンペーン」 大学生ボランティアも参加

「痴漢・盗撮撲滅キャンペーン」に参加した関係者

「痴漢・盗撮撲滅キャンペーン」に参加した関係者

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 戸塚警察署(新宿区西早稲田3)が6月1日、「痴漢・盗撮撲滅キャンペーン」を西武新宿線高田馬場駅構内で行った。

デジポリスを紹介するピーポくん その1=戸塚警察署が「痴漢・盗撮撲滅キャンペーン」

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 暖かい気候になり、軽装の人が増えることで、電車内で痴漢被害も増加することが予想されるため、その対策として実施した。警視庁によると、2024年は約1000件の迷惑防止条例違反の摘発があり、そのうち47.7%が電車内で、13.1%が駅構内で発生したという。

 当日は西武鉄道の職員に加え、戸塚警察署管内にある東京富士大学(高田馬場3)と目白大学(中落合4)の学生ボランティア15人、警視庁のマスコットキャラクター「ピーポくん」も参加。痴漢に遭ったときに周囲に助けを求める機能のある警視庁の防犯アプリ「デジポリス」のチラシを乗降客に配布し、アプリの認知向上に取り組んだ。

 戸塚警察署の長谷川暁子署長は「痴漢に遭ったら周囲の人に助けを求めてほしい。声を出すのが難しいときは、ぜひ『デジポリス』を使って助けを求めてほしい。地域の皆さんと一緒になって、痴漢、盗撮のない、安全で安心な街をつくっていければ」と話す。

 西武鉄道高田馬場駅の松原幸雄駅長は「お客さまに安心、快適に利用いただくための環境を整えるのは鉄道事業者としての責務。痴漢は重大な犯罪で絶対許すわけにはいかない。不審な行為を見かけたら、駅係員や乗務員に知らせていただきたい」と呼びかける。

 ボランティアに参加した女子学生は「痴漢で苦しんでいる人を少しでも減らせるよう、デジポリスのことを知ってもらいたいと思って参加した。痴漢を見かけたら、周囲の人に声をかけてほしい」と話す。

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