
「第47回わんぱく相撲新宿区大会」が5月25日、新宿コズミックセンター(新宿区大久保3)で行われた。
1977(昭和52)年に始まったわんぱく相撲大会は、現在では全国約200の地区で予選大会が行われており、小学生を対象とした相撲大会としては国内最大規模。新宿区大会には区内の小学1年生から6年生まで232人が参加した。
開会式で大会実行委員長の金子春菜さんは「わんぱく相撲において大切にしているのは、勇気、礼節、感謝。勇気を出して力一杯頑張って、勝っても負けても相手を思いやり、礼儀を尽くしてありがとうと感謝の気持ちを伝えてほしい」と呼びかけた。
練習試合を行った後、学年、性別ごとにトーナメント方式で頂点を競った。土俵周りからは保護者や地域関係者が声援を送った。技が決まると盛り上がりを見せ、悔し涙を流す子どもには温かな拍手や言葉が送られた。
4年生以上の個人戦の優勝者は6月の東京都大会に出場する。6年の部女子で優勝した児童は2年連続優勝で、「今年も優勝できてうれしい。たくさん練習して都大会でも勝って、全国大会を目指したい」と話す。6年の部男子で優勝した児童は「去年は準優勝だったけど、今年は優勝できてうれしい。都大会も頑張りたい」と話す。
「今後は参加者1000人規模の大会になることを目指し、未来を担う子どもたちを育てる地域づくりの一環としていければ」と金子さん。「都大会へ進む選手の皆さんには、勇気と礼節、感謝の気持ちを胸に、堂々と土俵に上がってほしい」と激励する。