
早大近くの油そば専門店「武蔵野アブラ學会(がっかい)早稲田総本店」(新宿区西早稲田1)、「武蔵野アブラ學会早稲田別館」(喜久井町)が6月6日、「冷やし油そば」の提供を始めた。
「武蔵野油そば(大盛り)」魚粉トッピング=早大近く「武蔵野アブラ學会」が夏の冷やし油そば
濃厚さを追求するレギュラーメニューの「武蔵野油そば」(並盛り、大盛り=750円)、「特濃油そば」(並盛り、大盛り=880円)が早大生からも人気の同店。代々木、明大前、吉祥寺、神田にも店舗を展開し、2023年には早稲田別館をオープンした。
夏季限定メニューとして提供している「冷やし油そば」(並盛り=850円、大盛り=900円)は、共同創業者の木村考宏さんが、サラリーマンが多い代々木店のために考案。木村さんは「温暖化や気候変動により、通常の濃厚な油そばが夏場に受け入れられなくなっていく中で誕生した。その独特な味わいの愛好者は多く、逆に夏にしか見ないお客さまもいる」と話す。
毎年5月ごろになると、客から問い合わせが入るという。同店のチン正男さんは「それだけ楽しみにしてくれている方がいると感じている。販売開始の告知をするとXでの引用リポストが多く出ることから、お客さまからの期待を感じている」と話す。
レギュラーメニューとは異なる細麺を使い、固めにゆでて冷水でしっかり締める。角切りにした豚バラのチャーシュー、キュウリ、ゆでたキャベツ、ネギをトッピングし、「酸味を加えたさっぱりとしたテイスト」が特徴という。たれはレギュラーメニューと同じものを使う。
チン正男さんは「年々、地球の温暖化が激しくなっている。冷やし油そばを食べて体温を下げてほしい」と話す。
営業時間は早稲田総本店=10時30分~翌2時、早稲田別館=10時30分~23時。早稲田別館は日曜定休。