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鶴巻図書館が「本の帯デザイン賞」作品募集 過去最多の応募を目指して

区立鶴巻図書館の廣谷健太郎副館長

区立鶴巻図書館の廣谷健太郎副館長

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 区立鶴巻図書館(新宿区早稲田鶴巻町、TEL 03-3208-2431)が8月1日、第6回「つるまき本の帯デザイン賞」の作品募集を始めた。

最優秀賞を受賞した山口澪さんの作品が書店のPOPに=鶴巻図書館が「本の帯デザイン賞」作品募集

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 2020年にコロナ禍で学校が長期休校になり、図書館も休館や利用制限を余儀なくされる中、本と深く向き合ってほしいとの思いから、中高生世代を対象に始めた企画。昨年は同館開館50周年を記念して、中高生の部のほかに、小学生以下の部、一般の部を設けて募集を行い、中高生=177点、19歳以上=23点、小学生=12点の合計212点の作品を集めた。今年は、例年通り中高生世代からの作品を募る。

 館内審査を経て、同館の青木城館長、早稲田鶴巻町に拠点を置く出版社あすなろ書房の山浦真一社長、西早稲田古書店街にある古書現世店主の向井透史さんによる最終審査で、最優秀賞、優秀賞、入選作品を決定する。入賞者には図書カードを贈呈し、受賞作品は館内に展示する。

 対象は新宿区立図書館所蔵の本に限る。帯のサイズは本の高さの3分の1以下で、色、材質、紙質は問わない。審査および展示は本に巻いた状態で行う。

 昨年中高生の部で最優秀賞を受賞した山口澪さんの作品(対象作品=櫻井とりおさん著「虹いろ図書館のひなとゆん」)は、出版元の河出書房新社からの申し出により書店に置くPOPのデザインに採用された。

 同館副館長の廣谷健太郎さんは「受賞作品のデザインがPOPに採用されたことは大きな励みになった。今年は過去最高の200作品の応募を目標に呼びかけを行っている」と意気込む。

 応募は、作品に必要事項を記載した申込用紙を添え同館カウンターへの持参または郵送で受け付ける。複数応募可。締め切りは9月29日。

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