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戸山公園周辺で「環境探求隊」 環境マスターと家族でワークショップ

昆虫採集参加者

昆虫採集参加者

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 子どもたちが環境と自分との関わりを学ぶワークショップ「わくわく! 環境探求隊」が8月24日、都立戸山公園とそらとだいちの図書館で行われた。

「わくわく! 環境探求隊」参加者=戸山公園周辺で「環境探求隊」

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 2022年11月に開催した同公園内を散策するワークショップから始まった取り組みの4回目。人材サービス会社ネオキャリア(新宿区)、そらとだいちの図書館を拠点に他世代交流や子育て・高齢者支援などを行う任意団体えんがわ家族、環境活動に携わる早稲田大学生、新宿区障害者福祉事業所等ネットワーク「しんじゅQuality(しんじゅくおりてぃ)」の「産学民福連携インセクトキャリア研究会」が主催した。当日は、5歳~12歳の子どもとその家族7組24人が参加。戸山公園サービスセンターの波多江剛センター長の防災教室、野外での美化活動、昆虫採集、屋内での「環境の授業」「環境ワークショップ」などを通じて環境について学んだ。

 昆虫採集は、同図書館ボランティアスタッフの若尾修司さんが昆虫先生を務め、虫の見つけ方や採り方を説明したり、子どもたちが採集した虫の名前や種類など伝えたりした。「子どもと始めた昆虫採集だが今は自分自身の趣味となっている。今年から『昆虫クラブ』も立ち上げる。専門的に学んだわけではないが、子どもたちが昆虫に触れる機会をつくりたい。今回の取組みは活動を知ってもらうよいきっかけにもなった」と話す。

 環境の授業では、しんじゅQualityアドバイザーの今井康之さんがミツバチ先生を務め、「ハチの役割」について講義。早稲田大学で環境資源工学を学ぶ矢野創大さんはエコマスターを務め、「レジ袋とエコバッグ、どちらがエコか」をテーマに環境負荷について説明した。

 環境ワークショップでは、同館ボランティアスタッフでコンポストクラブの活動を行う福本詢子さんをアドバイザーに持参したペットボトルで参加者にミニコンポストを作ってもらった。早大公認環境ボランティアサークル「環境ロドリゲス」のメンバーはペットボトルを活用したランタン作りを教えた。

 「私たちの助けを必要としないくらいの子どもたちの自由な発想力と創作力に驚かされた」と「環境ロドリゲス」の湯浅晶さん、肥後とれのさんは「これからも環境教育を通して、未来を担う子どもたちに環境について伝えたい」と話す。

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