
高田馬場のジャズ・セッションバー「Jazz Spot Intro(ジャズスポット・イントロ)」(新宿区高田馬場2)の開店50周年同窓会パーティーが8月24日、姉妹店の「Cafe Cotton Club(カフェ コットンクラブ) 高田馬場」(高田馬場1)で開催された。
イントロのセッションの様子=高田馬場のジャズ・セッションバー「イントロ」50周年
高校生からジャズ喫茶やレコード店に通い詰めていたという店主の茂串邦明さんが1975(昭和50)年8月25日に、4000枚のレコードと「ジョン・コルトレーン コンプリートコレクション」を用意したジャズ喫茶としてオープンした同店。1984(昭和59)年には徒歩約3分の地下店舗に「カフェ コットンクラブ」をオープン、2004(平成16)年には1階、2階を増改築した。高田馬場でジャズカルチャーが感じられる2店舗として長年親しまれてきた。
1990(平成2)年には早大のジャズサークルの提案で、ジャズスポット・イントロでジャムセッションを開始。現在は若手やプロのミュージシャンらが集まるジャズ・セッションバーとしてにぎわっており、外国人客も多い。店長の井上雅一さんは「昔は聴くための場所だったが、徐々にセッションの日が増えていって、演奏する場所になった」と話す。
50周年イベントには長年通う常連客やミュージシャンら約260人が参加し、茂串さんらと交流を深めた。茂串さんの掛け声でジャムセッションが始まると、会場は盛り上がりをみせた。茂串さんが次々に演奏者を指名していき、茂串さん自らもドラムを演奏し、井上さんはサックスを演奏した。
浜松市から駆け付けたという常連客は「開店当初、早稲田の学生の頃から通っている。海外駐在していた時には茂串さんと一緒にニューヨークのライブハウス巡りをした。イントロは青春の一ページ」と話す。
当日のセッションでも演奏したフルート奏者の葉山裕子さんは「10年ほど前に店で働いていた時、茂串さんから『やってみたら?』と言ってもらい、セッションの機会をたくさん頂き、育ててもらった。クラシックのイメージが強いフルートでスイングジャズを楽しく演奏できるようになったのは茂串さんのおかげ。とても感謝している」と当時を振り返る。
茂串さんは「50年も続けられるなんて夢にも思ってなかった。皆さんのおかげでここまでたどり着いた。入り口で皆さんの顔を見ていたら泣ける思いだった。本当にうれしい」と話す。