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西早稲田の水稲荷神社で例大祭 「街の人と一緒になれた感じがした」

街を巡る「宮元講神輿」の様子

街を巡る「宮元講神輿」の様子

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 水稲荷神社(新宿区西早稲田3)の例大祭が9月6日、7日に行われた。

戸塚囃子保存会のメンバー=西早稲田の水稲荷神社で例大祭

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 同神社は941年に創建され、1963(昭和38)年に早稲田大学と土地交換を行い現在地に移転。7月に行われる同神社で行われる「高田富士祭(高ははしごだか)」と共に、早大周辺で暮らしたり仕事をしたりする人にとって、なじみの祭となっている。

 両日にわたり、各町内に設置された神酒所で、山車と子どもみこしが街を巡り、7日は14時から神社お膝元の町会「宮元」の大人みこしを担ぐ「宮元講神輿(みこし)」が行われた。担ぎ手には、「西睦」「北睦」「南上協力会」などの町会のほか、早大のサークル「早稲田祭2025運営スタッフ」「アトム通貨実行委員会 早稲田・高田馬場支部」の学生らが参加した。

 大人みこしは、早稲田大学29-7号館前の宮元の神酒所を出発。新宿区の無形民俗文化財に指定されている「戸塚囃子(ばやし)」を戸塚囃子保存会が演奏しながら先導し、約2時間かけて西早稲田の街を練り歩いた。道中では足を止めて、みこしの様子を撮影する人の姿も見られた。担ぎ手、神酒所の運営など、延べ約200人が1年ぶりのみこし巡行に関わった。

 初めて参加したという「早稲田祭2025運営スタッフ」の学生は「いろいろな街の人と一緒になれた感じがして、とても楽しかった。めちゃくちゃきついと聞いていたが、誰よりも声を出して、腕を高く上げるよう心がけていた」と話した。

 みこしの巡行を終え、水稲荷神社責任総代の大井一良さんは「来年はいよいよ大きな宮みこしが出る大祭。学生さんにも力を貸してもらいたい。多くの人に集まっていただき、盛大に盛り上げていければ」と意気込んだ。

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