
地域イベント「早稲田地球感謝祭2025」が早大の早稲田キャンパス(新宿区西早稲田1)で9月15日、開催された。
現役早大生5人組アイドル「ワセ女の逆襲」のパフォーマンス その1=早大でまちの文化祭「早稲田地球感謝祭」
主催の早大周辺の7つの商店会、早稲田古書組合、早稲田大学など地域の団体や早大の学生サークル「早稲田祭2025運営スタッフ」「まっちワークグループ早稲田」「アトム通貨実行委員会」「早稲田大学環境ロドリゲス」などが協力して行う地域イベント。毎年「まちの文化祭」をうたい、今年のテーマは「We LOVE 地球 ~早稲田から届けるラブレター~」。
環境、福祉、防災などをテーマに1996(平成8)年から行われていたイベント「エコサマーフェスティバル」が前身で、2001(平成13)年から「早稲田地球感謝祭」として毎年開催。地域の子どもたちや早大生のサークル活動の発表の場にもなっており、子連れのファミリー層や学生も多く来場し、早稲田の街の秋の風物詩となっている。「今年は約3万4000人が来場した」(主催発表)という。
当日は、大隈記念講堂から大隈重信像までの間に約40の模擬店や物販、飲食ブース、キッズ商店街が立ち並んだ。飲食ブースでは、地元商店会の飲食店に加え、高田馬場戸塚料理飲食業組合(高田馬場コネクション)の有志なども出店。3号館前や大隈重信像前に設置された飲食ブースでは、各店舗自慢の味を楽しむ家族連れなどの姿が見られた。
8号館では、リサイクルやエコをテーマにした工作教室や実験教室、プログラミング、占い体験など20を超える屋内企画を展開。早大生などから手ほどきを受け、物作りに取り組む子どもたちの真剣なまなざしや笑顔が見られた。
大隈記念講堂、大隈記念講堂前、3号館前にはステージが設置され、地元の吹奏楽部、チアリーディング、キッズダンス、早大のパフォーマンスサークル、バンドサークルなどがパフォーマンスを披露し、会場を盛り上げた。現役早大生5人組アイドル「ワセ女の逆襲(リベンジ)」は、セカンドシングル曲「またね」を初めて披露。会場に駆け付けたファンから声援が送られていた。大隈記念講堂ステージの最後は、チアするサラリーマン「Cheer Re-Man's(チアリーマンズ)」が登場。講堂が満員になるほどの盛況だった。
初めて早稲田地球感謝祭のステージに立った「ワセ女の逆襲」。メンバーの穂積ゆきなさんは「ステージ前は緊張したが、お客さんの声援が温かくて、楽しいステージにできた。5人で歌う歌には1人で歌うのとは違う素晴らしさや楽しさがある。2曲目は私がメインを担当するが、この曲でそれを伝えていければ」と話した。
主催の早大西門体育館通り商店会の北上昌夫会長は「今年は出店者も増え、コロナ禍以降、最高のにぎわいとなっている。地域の皆さんと一体になったイベントとして恵まれた一日になった」と話した。