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早大演劇博物館で「北大路欣也展」 早大芸術功労者受賞を記念して

北大路欣也展

北大路欣也展

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 早稲田大学演劇博物館(新宿区西早稲田1)が俳優・北大路欣也さんの早稲田大学芸術功労者受賞を記念して現在、「北大路欣也展」を開いている。

企画を担当した原田真澄さん フォトスポットにて

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 北大路さんは1943(昭和18)年、映画俳優の市川右太衛門の次男として京都に生まれ、1956(昭和31)年、東映「父子鷹」で映画デビュー。同大第二文学部演劇科在学中、学友から「シェークスピアの舞台に挑戦してみろよ」と声をかけられ、同科のシェークスピア生誕400年記念公演「リヤ王」に本名で出演したエドガー役が初舞台。以後現在に至るまで、映画、テレビ、舞台と幅広いジャンルで活躍している。長年にわたる芸術界での功績から同大は4月、北大路さんを早稲田大学芸術功労者として表彰した。

 北大路さんのこれまでの足跡を紹介する同展は、「早稲田大学と北大路欣也」「映画 子役から東映城のプリンスをへて本格演技派へ」「舞台 翻訳劇から東映歌舞伎・ミュージカル・商業演劇まで」「テレビ 時代劇から現代劇・CMまでオールラウンダーとしての活躍」で構成。ポスター、パンフレット、写真、プログラム、脚本、台本のほか、右太衛門が「旗本退屈男」シリーズの早乙女主水之介役で着用した衣装、映画300本出演を記念して作られた旗本退屈男像も展示する。

 展示室入り口には、アカデミックガウン姿の北大路さんの等身大パネルとソフトバンクのCM「白戸家」シリーズで北大路さんが声を担当する「犬のお父さん」のぬいぐるみを展示し、フォトスポットとしている。

 同展を担当した原田真澄助教は「北大路さんは早稲田に縁の深い俳優の一人。限られたスペースでの展示ではあるが活躍の幅と充実度が伝わる展示となった。年代別に展示するスチール写真などゆっくり楽しんでもらえれば」と呼びかける。

 開館時間は10時~17時(火曜・金曜は19時まで)。入館無料。2026年1月30日まで(期間中、展示の入れ替えあり)。

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