
二郎系ラーメン店「Life is Better…from Yume Wo Katare(以下LiB)」と定食店「早稲田モンスターズキッチン(以下モンキチ)」が共同で10月20日、早大の西早稲田キャンパス(新宿区大久保3)で「ワセメシキッチンカー」の出店を始めた。
「カレー味の豚肉」というLiBの「ホロホロ豚カレー」=早大の西早稲田キャンパスに「ワセメシキッチンカー」
ワセメシは早大近くの飲食店の愛称で、その多くは早稲田キャンパス(西早稲田1)周辺に立地し、理工学術院のある西早稲田キャンパスからは徒歩で20分程度の距離がある。早稲田キャンパス近くの大隈通り商店会にある「モンキチ」店主の花田富樹さんは「理系の早大生から『昼休みにもモンキチの料理を食べたい』という声が以前から多く寄せられていた」と話す。
同商店会にある「LiB」の常連で、ランニングのウェブメディアやイベントなどを展開する「團コミュニケーションズ」社長の本間宏通さんがキッチンカーを所有していたことから、「LiB」店主の平塚旦さんから花田さんに声をかけ、出店することした。花田さんは「ただのキッチンカーではなく『ワセメシキッチンカー』として西早稲田キャンパスに出店すれば、多くの人に喜んでもらえるのではないかと思った」と振り返る。
モンキチが「揚げたてチキン南蛮」、LiBが「ホロホロ豚カレー」(以上900円)を販売。それぞれトッピングに「モンキチのち~ずトッピング」「LiBのアブラトッピング」(以上200円)を用意する。初回となったこの日は、見慣れないキッチンカーに足を止める学生や両店の常連が訪れ、にぎやかな様子が見られた。利用した学生は「来てくれることも、直接店主と話せることもうれしい」と話していた。
平塚さんは「ラーメンを作る過程で使い道がなかった豚肉を生かし、カレー味の豚肉を食べているようなメニューを考えた。早稲田の飲食店がいろいろな所で食べられるようにして、この『ワセメシキッチンカー』でしか食べられないメニューを提供していければ」と意気込む。
花田さんは「店が隣同士ということもあるが、これまで一緒にコラボイベント『ワセメシカーニバル』を一緒にやってきたので、話がとんとん拍子に進んだ。お客さんに楽しんでもらえるようにさらに工夫してきたい」と話す。
本間さんは「新たなチャレンジを3人ででき、とてもうれしい。さらに『ワセメシキッチンカー』のブランディング、プランニングに注力していきたい」と意気込む。
秋学期中は毎週月曜11時30分~14時に出店する。