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早稲田大学で卒業生の祭典「稲門祭」 創立150周年に向けたセレモニーも

7団体による「紺碧の空」演奏の様子(写真提供=笹山俊彦さん)

7団体による「紺碧の空」演奏の様子(写真提供=笹山俊彦さん)

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 「2025稲門祭」「第60回ホームカミングデー」が早稲田大学の早稲田キャンパス(新宿区西早稲田1)と戸山キャンパス(戸山1)で10月19日、開催され、約1万3000人が来場(主催発表)した。

現役早大生アイドル「ワセ女の逆襲」のパフォーマンス=早稲田大学で卒業生の祭典「稲門祭」

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 「稲門祭」は早大の同窓会組織「早稲田大学校友会」公認の稲門祭実行委員会が主催する「校友会最大の祭典」。卒業後5年目から50年目まで5年ごとに校友(卒業生)を招待する「ホームカミングデー」も同日開催している。

 今回は、早大が2032年に創立150周年を迎えるため「創立150周年記念事業オープニングセレモニー」も同時に開催した。会場となった戸山キャンパスの「早稲田アリーナ」は、卒業生たちで満席となった。

 セレモニーは、創立以来受け継がれてきた早大の精神を伝える映像の上映から始まった。その後、早大の音楽団体であるハイソサエティ・オーケストラ、ニューオルリンズジャズクラブ、マンドリン楽部、交響楽団、合唱団、The Naleio(ザ・ナレオ)、応援部吹奏楽団に所属する約120人が早大の第一応援歌「紺碧(こんぺき)の空」を披露した。

 同セレモニー総合演出の笹山俊彦さんは「複数団体がこの規模で『紺碧の空』を演奏、合唱するのは初めてのこと。『紺碧の空』は団体ごとにアレンジやテンポまで異なるため、リズムを合わせる練習に苦労したが、多様性が重なり合うことで生まれる早稲田の力を表現することができたと思う」と話した。

 セレモニーは、早大卒でNHKアナウンサーの高瀬耕造さんが務め、登壇者からは早大が「世界人類に貢献する大学」へ進化することを目指していることや150周年記念事業への協力が呼びかけられた。特別企画では、「ドラゴンクエスト」を生んだゲームデザイナーの堀井雄二さんと高瀬さんが対談を行い、会場を沸かせた。その後、参加者全員で校歌を斉唱し、最後に田中愛治総長が「校友諸君、校友が一番応援する大学は早稲田か?」と呼びかけると、会場全体から「そうだ」と力強い応答があった。

 稲門祭では、早稲田キャンパスと大隈庭園に100を超える模擬店が出店。学生や校友による講演、対談企画やパフォーマンスなどのイベントが行われ、久々のキャンパスを楽しむ卒業生の姿が見られた。

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