新潟の郷土料理や酒を提供する「さかなやしんせい」（新宿区西早稲田3）が11月22日、2周年を迎えた。

「つかとん」とコラボの小さいカツ丼＝西早稲田の「さかなやしんせい」　2周年

　新潟県燕市出身の神田拓海さんが魚沼市出身の金沢直人さんと2023年に出店した。2人は新潟県内の調理師専門学校の同級生で、ホテル、レストランなどの飲食店勤務を経て開業した。

　22日には、開業約1年で前職の豚カツ店「つかんと」（東京都港区）に戻った金沢さんが同店の豚カツを揚げるコラボイベントを行った。

　神田さんは「金沢さんに開業を手伝ってもらう形で店を立ち上げた。店を離れてからも何か一緒にやっていきたいと思っていた。『つかんと』さんの快諾を得て2周年の区切りでコラボイベントが実現した」と話す。

　「つかんと」の豚カツは低温調理でじっくり火を通した豚肉を短時間で揚げるため、中心部はレアのようにしっとりと仕上がるという。当日は「ロースカツ」「ヒレカツ」「マッシュルームカツ」「小さいカツ丼」「豚ソーセージカツ」などを500円で提供した。

　神田さんは「常連さんなどから、この店舗に出店した店はいずれも短期間で撤退していったと聞く。まずはこの場所で長く愛される店にしていくことが目標。近隣の飲食店と連携したイベントなども積極的に企画開催して街の魅力を発信していきたい」と意気込む。

　営業時間は、12時～14時、17時～23時（金曜、土曜は24時まで、ランチ営業は平日のみ）。水曜定休。