大隈通り商店会の「こだわり商店」(新宿区早稲田1)が初めて手がけたオリジナル商品「えびラー油」の累計販売数が、12月10日、発売開始から170日で1000本に達した。
「こだわり商店」店頭=早稲田「こだわり商店」、「えびラー油」170日で1000本突破
「こだわり商店」は、店主の安井浩和さんが父親から受け継いだ直営3店舗テナント8店舗のスーパーマーケットを全て閉じて、全国の生産地を巡ったのち「自分が食べておいしと思うもの」だけを集めた食料品店として2007(平成19)年にオープンした。
「えびラー油」は、浩和さんが持ち帰る賞味期限切れになりそうな商品を使って妻の美幸さんが料理をする日常の中で生まれた。小田原屋(福島県郡山市)の「食べるラー油」と石丸弥蔵商店(愛媛県松山市)の素干しえびをまぜて少し寝かせて食べるとおいしいという美幸さんのアイデアをきっかけに、商品化した。
安井さんによると、お裾分けやお土産用に一度に何個も購入するリピーターが多いという。ラベルには浩和さんの似顔絵があしらわれており、「私の似顔絵が描いてあるけど大丈夫ですかと聞くと、『それがいいんだ』と言われる」と浩和さんは笑顔を見せる。
価格は105グラム=753円。