新宿区役所が区内の魅力ある商品を認定する「新宿逸品(土産部門)」の43品を12月1日に発表し、馬場経エリア内から12商品が認定された。
認定されたワセダ食堂の「早稲田みょうがジェラート」=新宿区がお土産の「新宿逸品」を認定
「新宿逸品」は、これまで新宿区が実施してきた「しんじゅく逸品」をリニューアルしたもの。持ち帰りができ、飲食料品では賞味・消費期限がおおむね2週間以上あることなどが条件になっている。7月に公募を行い、外部の専門家で構成する選定評価委員が決定した。「さまざまな媒体でのPRやビジネスチャンスを創出する支援を継続的に実施する。新宿の魅力のさらなる発信と地域経済の活性化を目指す」(新宿区役所)という。
馬場経エリアで認定されたのは、「Azalée(アザリー) 手拭い」(新宿区染色協議会、新宿区印刷・製本関連団体協議会)、「いみとりかるた」(ジービー)、「インド風ポークカリー」(早稲田メーヤウ)、「コーヒードリップバッグ」(焙煎工場さかいち)、「こだわり商店のえびラー油」(こだわり商店)、「こはだ」(美乃家)、「静岡煎茶 あいこく 100グラム」(愛国製茶)、「消臭繊維製品ブリーズブロンズ新フェイスタオル」(ライフリング)、「干し羊羹(ようかん)」(和菓子nanarica~七里香~)、「早稲田ビール」(早稲田大学周辺商店連合会)、「早稲田みょうがジェラート」(ワセダ食堂)、「早稲田歴史銘菓 夏目そーせケーキ」(aba's cafe)。
今後、新宿区ではECサイト、カタログ通販、小売店による常設販売、ウェブ、雑誌などでのPR、PR冊子のリニューアル、SNSでのPRに取り組んでいくという。2026年度には、「外食・テイクアウト部門」の認定も予定している。
「和菓子nanarica ~七里香~」の石川希社長は「北海道産の十勝小豆、氷砂糖、寒天のみを使い、銅窯で職人が丁寧に練り上げて製造したようかんをさいころ状にカットした後、乾燥させて作っている。乾燥させると氷砂糖が表面に浮き、食感がシャリッとなることが特徴。外はサクッ、中はしっとりで、切る手間もなく、おやつから贈答まで幅広い人気がある。新宿の手土産として、区のますますの発展にも微力ながらお役に立てれば」と話す。
「ワセダ食堂」の塙健司社長は「『早稲田みょうがジェラート』は、地元商店会の企画として早稲田地区古来の伝統野菜であり、江戸東京野菜にも認定されている『早稲田みょうが』を活用し、地元の新しいお土産が作れないかと開発に着手した商品。2024年の発売開始より、多くの方に『早稲田みょうが』の存在を知っていただくとともに、シャキシャキ感があって非常においしいと好評いただいている。この機会に味わってもらえれば」と呼びかける。
認定期間は12月1日から5年間。