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東戸山小で「視覚障害者にとって触れることの大切さ」をテーマに特別授業

講師を務めた鶴見大学の元木章博教授(左)と元盲学校教師の重田雅敏さん

講師を務めた鶴見大学の元木章博教授(左)と元盲学校教師の重田雅敏さん

 「視覚障害者にとって触れることの大切さ」をテーマにした特別授業が3月13日、新宿区立東戸山小学校(新宿区戸山2)の4年1組で行われた。

特別授業の様子 その1=東戸山小で「視覚障害者にとって触れることの大切さ」をテーマに特別授業

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 同クラスはバリアフリーについての学習を行う中で、新宿区の視覚障害者などへのサービス拠点館である「戸山図書館」でバリアフリー図書についても学習した。講師を務めた鶴見大学の元木章博教授と元盲学校教師の重田雅敏さんは、同館で視覚障害者への情報提供として3D模型を使った体験イベントを行っており、同館の紹介で特別授業が実現した。

 授業の前半は重田さんが登壇。生まれつき弱視で、49歳で失明した重田さんは「目の弱い人が何を頼りにしているかというと、一番は音。その次は触ること。点字も触ることだし、歩く時は白杖(はくじょう)で触っている。触ることで生活がとても助かっている」と伝えた。その後、児童は紙に描かれた触図を触って図形などを当てるゲームを行い、触って分かることの難しさを体験した。

 後半には、誰でも必要とする情報に簡単にアクセスするための「情報保障」が専門の元木さんが登壇。児童に、重田さんにも分かるよう東京都庁などの形を説明することや、3D模型を実際に触ってもらうことを通じて、視覚障害者にとって触ることの大事さを伝えた。

 元木さんは「3D模型だけがあっても、説明する情報だけがあっても意味がないが、それらが組み合わさると視覚障害者にとってとても分かりやすくなる。今日の授業で『触って分かる』ということを理解してもらえればうれしい」と話す。

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