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早大でピッチイベントの「WASEDA DEMO-DAY」 「前に進むアントレプレナーシップを」

ピッチをした現役早大生と審査員の集合写真

ピッチをした現役早大生と審査員の集合写真

 早稲田大学の小野記念講堂(新宿区戸塚町)で3月13日、「第1回 WASEDA DEMO-DAY」が開催された。主催は早稲田大学アントレプレナーシップセンター。

最優秀賞になった「編み図作成アプリ」の木棚麗香さん=早大でピッチイベントの「WASEDA DEMO-DAY」

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 早稲田大学アントレプレナーシップセンターは2001(平成13)年に開設。これまで名称や場所を変えながら、教員、学生、卒業生に向けた起業家教育や起業支援を行ってきた。2022年には一部のスペースを改修し、会員向けのコワーキングスペース「WASEDA Startup Lounge」を新設。早大の研究の社会実装に注力している。

 「WASEDA DEMO-DAY」は昨年まで実施していた類似の企画をリニューアルしたもの。午前の部は、研究成果の社会実装を加速するための「早稲田PoC(Proof of Concept)ファンドプログラム」に2025年度採択された唾液センサー、エネルギー、ロボットなど5つのプロジェクトが、それぞれを担当する研究者から発表された。同ファンドは試作、検証、市場調査などの初期段階を支援するギャップファンドとして位置付けられている。

 早大政治経済学部の卒業生で「ジモティー」社長の加藤貴博さんの基調講演では、加藤さんのキャリアや現在の自社のポジショニング、取り組みを紹介。学生たちに「将来起業を意識している人がいるのであれば、起業家の人に習う、スキルを学べる環境に身を置くことが最短のルートになると思う」とエールを送った。

 午後の部では、授業にも組み込まれている早大のアントレプレナーシッププログラムの優秀者など8組の現役生が「学生ピッチ」を実施。体験型宿泊サービス、ウェブアプリからハードウエア、大学生の生きづらさに対するジャーナリングによるアプローチ、古着のECなど幅広い事業内容が発表された。アイデアだけではなく、ハードウエアとして形になっていたり、実際にサービスとして提供していたり、実証実験を行っていたりするものが多かった。

 「学生ピッチ」の最優秀賞には「編み図作成アプリ」の木棚麗香さんが、優秀賞には作曲支援キーボードの「ドデカMIDI」の高野琉衣さんと体験型宿泊専用プラットフォーム「ロカンス」の関上雄大さんが選ばれた。

 イベントを終え、早稲田大学アントレプレナーシップセンター所長の石井裕之さんは「今日はゴールではなくスタート。課題を私事として捉えて、それに対するソリューションが提案されていたのが、素晴らしかった。そのマインドこそ、早稲田スピリッツ。困難を乗り越えて前に進むアントレプレナーシップを持ち続けてほしい。人とのつながりを大切にしてもらえれば」と呼びかけた。

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