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高田馬場の「神田川親水テラス」開放 「川の風や水の流れ、体感してほしい」

2022年に開催された神田川親水テラス開放の様子 その1(提供:新宿区みどり土木部みどり公園課)

2022年に開催された神田川親水テラス開放の様子 その1(提供:新宿区みどり土木部みどり公園課)

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 戸塚地域センターに隣接する「神田川親水テラス」(新宿区高田馬場2)の開放が7月14日、始まる。

2022年に開催された神田川親水テラス開放の様子 その2(提供:新宿区みどり土木部みどり公園課)

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 普段は立ち入りができない「神田川親水テラス」を夏休み期間に開放する取り組み。洪水を防ぐためにコンクリートで護岸が整備されている神田川で、親水テラスは水辺に近づける貴重な場所になっている。

 新宿区が行う開放は2010(平成22)年に始まり、今年で12回目。2020年、2021年はコロナ禍により開放を中止した。昨年は期間を20日間に短縮。延べ約2200人が来場した。

 開放するのは、神高橋と西武新宿線の高架下の間で全長約50メートル。川の深さは約20センチ。長靴やマリンシューズなど、かかとが覆われ汚れても良い靴の持参が必要。小学3年生以下には保護者の同伴を求める。

 開放期間中はイベントも開催。7月22日の「神田川水べの染め体験」では1955(昭和30)年ごろまで神田川や妙正寺川で行われていた染め物の水洗い工程「水元(みずもと)」の再現や染色体験、染め物の展示を行う。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、4年ぶりの開催となる。染色体験の料金は、絞り染め=300円(中学生以上、小学生以下は無料)、型染め=1,000円、友禅染め=1,500円。要申し込み。

 小学生を対象にした体験学習講座も開催する。7月26日=水質調査「神田川の水、きれい?きたない?」、27日=歴史・生き物調査「昔と今の神田川はどう違う?」、28日=水草調査「川の中にも原っぱがある!?」、29日=生き物調査「神田川にはどんな生き物がいるかな?」。開催時間はいずれも10時~11時30分。参加無料。要申し込み(7月18日まで)で応募者多数の場合は抽選。

 新宿区みどり土木部みどり公園課の親水テラス開放事業担当者は「ここしばらくは感染症の影響などで中止したり短縮したりしていたが、今年は約1カ月開放できることになった。お子さんだけでなく大人も入れるので、ぜひ川の風や水の流れを体感してほしい」と話す。

 開放時間は10時~15時。8月13日まで。天候によって中止する場合がある。

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