暮らす・働く

高田馬場経済新聞が5周年 馬場経ラジオなど新たな取り組みも

高田馬場経済新聞の編集部メンバー

高田馬場経済新聞の編集部メンバー

  • 336

  •  

 高田馬場経済新聞が8月1日、5周年を迎えた。

馬場経ラジオ 取材先飲食店での配信の様子

[広告]

 高田馬場経済新聞は、全国で展開する「みんなの経済新聞ネットワーク」の一媒体として、2018(平成30)年8月1日に創刊。高田馬場、早稲田、目白の一部をエリアとし、街の出来事をWEB上に残す「街の記録係」として、平日1本を目標にこれまで約1100本の記事を配信してきた。

 運営を行う「そーほっと」は、高田馬場駅前にあるシェアオフィス&コワーキングスペース「CASE Shinjuku」の運営や新宿区立高田馬場創業支援センターや新宿区立新宿消費生活センター分館の指定管理を行っている会社。地域に根ざした活動の中で、街の情報を収集、発信してきた。

 森下ことみ編集長は「新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、2020年春先からほぼ3年の間に人と人がふれ合う機会の多くが失われた。一方で、新型ウイルスが引き起こすパンデミック(世界的大流行)という未曽有の状況で配信した街のニュースは多くの方々に感心を持っていただいた。この経験から、地域メディアには災害時などに迅速に必要な情報をお届けする役割があることに気づかされた」と話す。

 2022年2月には、近隣に事務所を構える芸能プロダクション放映新社、音楽映像制作・スクール運営を行うGood Communication Japan(以上、新宿区高田馬場1)との協業で「高田馬場経済新聞」の記事を放映新社所属の声優が読み上げて紹介したり、記事の振り返りや街ネタを生配信したりする音声メディア「馬場経ラジオ」を開始。2023年1月には、街のニュースを地図で見る「馬場経マップ」サイトを立ち上げるなど独自の取り組みも始めた。

 森下編集長は「続けてこられたのは、忙しい中、取材のために時間を割いていただいた皆さま、『見ていますよ』と声をかけてくださる皆さまの励ましのおかげ。また活動を通して『馬場経ラジオ』や『馬場経マップ』など地域で活躍する人々と出会うことで新たな取り組みが始まるというローカルメディアならではの発展があったこともうれしい」と振り返り「10周年、2000記事を目指して、コツコツと活動を続けたい」と意気込む。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース