洗剤を使わずアルカリイオン電解水で汚れを落とすランドリー「wash+（ウォッシュプラス） 高田馬場店」（新宿区高田馬場4）が10月24日、広島県三原市の産品販売とPRを行う「リレーベース広島みはら 高田馬場店」を併設してオープンした。

「wash+（ウォッシュプラス）高田馬場店」 キャッシュレス洗濯乾燥機

　「wash+」は、運営会社「wash-plus」（千葉県浦安市）と、業務用洗濯機メーカー山本製作所（広島県尾道市）が共同開発した洗濯用アルカリ電解水「wash+ Water（ウォッシュプラスウォーター）」と、その洗浄技術「wash+ Technology（ウォッシュプラステクノロジー）」を用いた洗濯乾燥機を使うコインランドリーで、2013（平成25）年に1号店「コインランドリーwash+ 猫実店」がオープンしている。

　高田馬場店は、同社初の完全キャッシュレス制。洗濯機ごとに多言語対応したタッチパネル、店舗の空き情報や洗濯乾燥終了の通知が届くアプリを採用しており、そこからキャッシュレス決済へ進むことができる。

　「wash-plus」の高梨健太郎社長は「洗剤を使わない洗濯機の開発は、山本製作所に協力を求め実現した。コインランドリーの両替機や現金決済は犯罪につながることがあることから、今回、完全キャッシュレス導入に踏み切った」と話す。

　併設する「リレーベース広島みはら 高田馬場店」は、民間主導型特産品販売ショップ「リレーベース」の第1号店。広島県三原市の小さなアンテナショップとして「八天堂」の「くりーむパン」や三原市が認定する「広島みはらプリン」などの特産品販売を行うほか、店舗内で動画やフライヤーで同市を紹介する。自動販売機での無人販売も準備している。

　高梨さんは「日本で初めてのアンテナショップとの融合型ランドリー。山本製作所の拠点が尾道であることから、隣接する三原市とつながりができた。繁華街でなく住宅地の中に小さなアンテナショップを置くことによって地域に住む人たちに親しんでもらえたらと考えた。従来のアンテナショップよりも小規模な取り組みということで三原市と協議し、今後、他の地域の取り組みにつながっていけばという思いから『リレーベース』と名付けた。面白いコラボレーションだと思う。足を運んでほしい」と話す。

　営業時間は6時～22時、「リレーベース広島みはら」は11時～14時。