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高田馬場に「マルコメ直売所」 ほぼ全商品を販売、同社社員が接客

マルコメ直売所のスタッフ

マルコメ直売所のスタッフ

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 「マルコメ直売所」(新宿区高田馬場1)が高田馬場駅戸山口近くにオープンして1カ月がたった。運営はみそなどを製造する「マルコメ」(長野市)。

店内の様子 その1=高田馬場に「マルコメ直売所」

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 みそやこうじ製品など、同社グループが展開する200種類以上の商品を取りそろえる。市販品は全商品を用意し、新製品もいち早く店頭に出すという。店舗面積は27坪。戸山口東側の同社東京本部から約40メートルの場所に店を構えた。

 同社が直売所を開くのは初の試み。同社マーケティング本部の多和彩織さんは「メーカーは実際に商品を使うお客さんと触れ合う機会が少なく、どのように商品を使ってもらっているのか分からない中で、販売活動や商品開発の知見を店舗でお客さんと直接会話して積み上げていければ」と話す。接客は同社社員が店に立って行う。小売店など商品を販売する顧客にも来てもらい、商品のラインアップや陳列のイメージを紹介することもあるという。

 店内には同社の「料亭の味」などのだし入りみそや即席みそ汁、「糀(こうじ)甘酒」などのこうじ製品、大豆ミートを使った食品のほか、一部の業務用製品や海外輸出品、ギフト品も用意する。売れ筋は、今秋新発売の「プラス糀 塩糀パウダー」のほか、即席の「フリーズドライ 顆粒みそ汁」と同店。併設するイートインコーナーでは業務用みそ汁サーバーで、みそ汁(100円)を提供する。

 そのほか、地域への還元や食品ロスの削減へとつなげていくため、賞味期限が比較的近い物や終売品など、通常の流通には乗せられない商品をお試し価格として安く販売する。今後は販促物やグッズの展開、フォトスポットの設置、同社の歴代CMを流すなどの施策を行っていく予定という。

 「高田馬場に東京本部の社屋が立ってちょうど30年目。ずっとお世話になっている高田馬場なので、地域の一員としても盛り上げていきたい」と多和さん。「まだ1カ月だがリピーターもいて、直接会話ができ、すごくありがたい」とも。

 営業時間は10時~20時。当面は無休。

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