早稲田大学の学園祭「早稲田祭2023」「第70回理工展」が11月4日、5日に開催された。
4年ぶりに制限なしでの開催となった「早稲田祭」と「理工展」。多くの人が来場し、早大周辺や早稲田通り沿いの飲食店など広域高田馬場圏でにぎわいが見られた。
「日本最大級の学園祭」をうたう「早稲田祭」は、キャッチコピーに「ユメヒビケ」を掲げ、早稲田キャンパスと戸山キャンパスで開いた。主催の早稲田祭2023運営スタッフにコロナ禍以前の「早稲田祭」を経験した学生がいないため、卒業生からもアドバイスを受け、運営のノウハウを継承し、準備を進めてきた。
80を超える学生の飲食屋台では呼び込みや行列が見られた。ステージでの声出し応援も解禁。キャンパスは来場者で埋め尽くされた。「2日間で約20万人が来場し、早稲田祭の最後に大隈講堂前ステージで行う『Ending Festival』では想定を超える約6000人の参加があった」(早稲田祭2023運営スタッフ)という。
「理工展」は早稲田理工の学園祭で、研究発表や講演会、参加型の実験体験企画などを用意し、科学の楽しさに触れられることが特徴。「Spark」をキャッチコピーに開催した。
宇宙航空研究会WASA鳥人間Projectの人力飛行機の機体、「NHK学生ロボコン2023」に出場したロボット、2500人が来場したという「早稲田レゴブロック研究会」の玉転がし装置などの展示があり、多くの子どもが真剣なまなざしを向けていた。
早稲田祭2023運営スタッフの代表・佐溝眞行さんは「来場者の方に快適に過ごしてもらえるように準備をしてきた。思っていたよりも多くの方に来場いただいたことで、想像をはるかに超える景色が見られた。」と振り返った。