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高田馬場のクリスマスイブの夜 武人姿の3人が並んで練り歩き

よろい武者の練り歩き 高田馬場駅前 金澤和輝さん(中央)

よろい武者の練り歩き 高田馬場駅前 金澤和輝さん(中央)

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 クリスマスイブの夜、高田馬場の街を戦国武将とヨーロッパの騎士姿の3人が練り歩き注目を集めた。

金澤諏訪法性兜と金澤和輝さん

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 戦国武将は、高田馬場駅前の居酒屋「極ッ(ゴッツ) 高田馬場」(新宿区高田馬場2)店主の金澤和輝さん。練り歩きは、客として普段来店する近隣の飲食店仲間にお礼の気持ちを込めたあいさつ回りとして2014(平成26)年に始めた。

 昨年は、「書泉 芳林堂書店」の社員で、芳林堂書店高田馬場店(新宿区高田馬場1)勤務時代に中世ヨーロッパなどに関する商品企画やイベント開催を手がけた大内学さんが、中世ヨーロッパの騎士が使用していた武具や防具を忠実に再現した装備で同行した。

 「来年は仲間を誘いたい」と話していた大内さんは、言葉通り西洋剣術スクールの先輩を誘い、1490年モデルのプレートアーマーを身に着けた黒騎士が加わり3人での練り歩きとなった。

 大内さんは「飲食店主と書店員が、クリスマスに甲冑(かっちゅう)を着て、あいさつをして回る。不思議な感じだが、馬場ではこんな人たちが楽しく商売をしていますということが知られるきっかけになればと思う」と話す。

 毎年、異なる戦国武将の甲冑を用意する金澤さんは、金色の角と白色の毛があしらわれた獅子をイメージさせる金澤諏訪法性兜(すわほっしょうのかぶと)と、風林火山と記された軍配うちわを手にする武田信玄のいでたち。今年のNHKの大河ドラマに登場した武将ということもあってか、すれ違う人々が「お屋形様」と声を掛ける様子がしばしば見られた。

 今年は、クリスマスイブが日曜に当たり、定休日の飲食店も多く、金澤さんは前日からあいさつ回りを行い、2日間で30軒を巡った。

 金澤さんは「これまではただ街を歩いて店を回っていたが、今年は子どもたちなど、すれ違う人に手を振ると手を振り返してくれというコミュニケーションが自然に起こったことがうれしかった。来年もまた仲間を増やしたい」と笑顔を見せる。

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