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早大近くの軽食店「メルシー」のタンメンが通販開始 「かなり店の味に近い」

若林勇次さんとメルシー店主の小林一浩さん(左から)

若林勇次さんとメルシー店主の小林一浩さん(左から)

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 早稲田大学近くの軽食とラーメンの店「メルシー」(新宿区馬場下町)が監修した半生タンメンの販売が昨年12月27日、始まった。

「メルシー」の店頭で提供しているタンメン

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 「メルシー」は1958(昭和33)年に早大の南門近くに開店した老舗ワセメシ(早大近くの飲食店の総称)の店。1970(昭和45)年に早稲田中学・高校の東向かいにある現在の場所に移転。以来、定番のラーメンやタンメン、ポークライスなどの味を守ってきた。早大の卒業生を中心に熱心なファンも多い。

 2022年11月には、メルシーの並びにあった早稲田実業学校に通い、学生時代から常連だった若林勇次さんがコロナ禍をきっかけに話を持ちかけ、メルシー店主の小林一浩さんが監修した半生ラーメンを発売。店頭のほか、通信販売や早大の生協、卒業生の祭典「稲門祭」などで販売し、同店のファンの間で話題になった。

 「タンメンも食べたい」という声を受け、半生タンメンにも着手。若林さんは「メルシーのタンメンのファンがいるからには、半生タンメンもやるしかないと思った。全国にいるメルシーのタンメン好きの人に懐かしんでもらえれば」と話す。

 スープは半生ラーメンの時に39回試作を重ねたという内池醸造(福島県)が作るスープに加え、麺も同様に店の食感に近い五島製麺(長崎県)の麺を使う。パッケージはタンメンのスープをイメージし、金色に近い色をベースにグラデーションを施した。

 若林さんは「煮干し、鶏ガラ、豚骨を使う店のスープを再現するために小林さんに監修してもらい、ラーメンのスープからさらに調整を重ねた。タンメンなので、野菜を炒めて入れてもらうことを前提にしているが、塩ラーメンとしても完成度の高いものができた」と話す。

 小林さんは「かなり店の味に近くて、おいしいものができたと思う。当店のラーメンが好きな方にも味わってほしい。野菜をたっぷり入れて作ってもらえるとうれしい」と話す。

 価格は3食入り=1,200円。メルシー店頭のほか、若林さんが運営するECサイト「GENSHO」で販売する。

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