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早稲田の学生街を大学生259人がごみ拾い 缶400本以上集まる

高田馬場から早稲田大学までをごみ拾いした学生たち

高田馬場から早稲田大学までをごみ拾いした学生たち

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 毎日コムネットと早大の公認サークル「ロータリーの会」が3月30日に行った高田馬場駅・早大間のごみ拾いに259人が参加した。

「早稲田のゴミ全部拾います!わせGOMIゼロぷろじぇくと」で集まったごみ

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 「早稲田のゴミ全部拾います!わせGOMIゼロぷろじぇくと」と題して行ったごみ拾い。早大生をはじめとする学生259人が参加した。大学生にSDGsを身近に感じてもらうイベントとして毎日コムネットが企画。同駅前のロータリー広場のごみポイ捨て問題の解決に取り組む早大の学生サークル「ロータリーの会」と共催した。

 当日は、10時に高田馬場駅前ロータリー広場へ集合。開会式を行った。開会式で、同サークル幹事長の平川花芽さんは「今日は毎日ポイ捨てのごみがあるロータリー広場のことを知っている人とも、知らない人とも問題を共有して、いろんな人にアイデアをもらいながら解決に近づけたい」と話した。

 配布されたイベントTシャツを着用した参加者がAからFまでの6班に分かれ、ごみが散乱しているロータリー広場から弁天町交差点にかけて、燃えるごみ、燃えないごみ、缶、瓶、ペットボトルに分別しながら約2時間にわたり行ったごみ拾いでは、道路上の植え込みや道路脇などにも散乱している吸い殻などのごみを火ばさみで手早くごみ袋に入れていく様子が見られた。前日は雨天だったこともあり、傘のポイ捨ても20本ほどあった。

 ゴール地点の大隈記念講堂に集まったごみの数は、缶=約400~500本、瓶=約30本。燃えるごみと燃えないごみの量は合計20袋以上。参加者からは「ロータリー広場がこんなにひどい状況とは知らなかった」「今日のロータリー広場はまだきれいな方だが、それでもひどい状況。瓶が割れて散乱していないだけマシだと思う」「毎日歩いている道に、こんなにごみが落ちていると意識したことはなかった」という声が聞かれた。

 閉会式で、同サークル副幹事長の三好遥さんは「こんなにたくさんの人に集まってもらって、うれしい。これだけごみが集まったということは、それだけポイ捨てしている人がいるということ。そのことに思いをはせるきっかけにしてもらえれば」と話した。

 毎日コムネットの小野寺日和さんは「次回以降も予定しているので、ぜひ参加してほしい。配布したイベントTシャツのモチーフになっている富士山をいつかはみんなで掃除したい」と話す。

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