歯と矯正のキャラクターグッズを販売するイベントが5月27日、高田馬場の文房具店「CHIKUHO」(新宿区高田馬場1、TEL 03-3205-9511)で始まった。
「toothsome君」は、デザイナー・ライターで民俗学研究者の福田直子さんが手がけるキャラクター。福田さんは大人になってから歯列矯正をしたことをきっかけに歯に興味を持ち、歯に関する文化・風習を研究。歯科医院向けの雑誌「アポロニア21」に寄稿しているコラム「toothsome君が行く! 歯と神仏の旅」は、120回を超える長期連載が続く。
楽しみながら、歯に興味をもってもらいたいという思いから、歯形のキャラクター「toothsome君」をデザインして商品展開を行う福田さん。2015(平成27)年から、「歯と口の健康週間」の時期に合わせて、「歯, The toothsome days! 番外編 文具店×歯キャラ toothsome君(トゥーサムくん)となかまたち」と題した展示販売を同店で行っている。
10回目を迎え、福田さんは「軽い気持ちで始めて最初の頃は全然売れなかったが、最近はSNSでtoothsome君を見かけることもあり、購入してもらった人の生活の中に紛れ込んでいることがうれしい」と話す。
今回販売する商品は、造形作家の杉山.桂大さんが手がけるレジンキャスト製「toothsome君フィギュア」(大=8,800円、小=4,400円)、アクリルスタンド「インプラント」「矯正」「メタルインレー」「虫歯」(以上2,750円~、各5個限定)や、「新・旅の歯列矯正会話集」(中国語、タイ語、フランス語、ヒンディー語=各218円)、同4カ国語セット(770円)、防災グッズとしても見直されているという紙の「おくすり帳」(385円)。アクリルスタンドは、制作過程で傷や気泡が入り廃棄していたフィギュアを杉山さんがレアキャラとして再生したデザインを使って作ったもので、試験的に販売するという。
そのほか、京都の陶芸家「SHIIBO LAB」が手がける歯形のマグネット(3,300円)、ピアス、イヤリング(以上3,960円)、「toothsome君今治タオル」(660円)、年齢や歯の状態に対応する各種歯ブラシ(319円~)などをそろえる。
福田さんは「このイベントをきっかけに歯について楽しみながら感心を持ってもらえれば」と呼びかける。
営業時間は10時~20時(土曜は19時まで)。日曜・祝日定休。6月14日まで。