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東京六大学野球優勝の早大が「ちょうちん行列」 地域の子どもとの記念撮影も

「ちょうちん行列」の西早稲田交差点付近の様子

「ちょうちん行列」の西早稲田交差点付近の様子

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 東京六大学野球の2024春季リーグ戦を制した早稲田大学が6月2日、優勝パレードと優勝祝賀会を行った。

祝福を受ける早大野球部のメンバー=東京六大学野球優勝の早大が「ちょうちん行列」

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 2024春季リーグ戦は、早慶戦で早大が勝ち点を獲得すれば優勝という状況で最終週を迎えた。早大は慶応大を1日の第1戦を8-1、2日の第2戦を12-2で下し、47度目の優勝を果たした。コロナ禍の2020年秋季リーグ戦以来の7季ぶりの優勝で、優勝回数は単独最多となった。

 優勝パレードは、早大が東京六大学野球リーグ戦で優勝を決めた試合の後に行う恒例行事で、参加者が紅白のちょうちんを持って行進することから「ちょうちん行列」とも呼ばれる。前回優勝時はコロナ禍の影響で行わず、巨人の重信慎之介選手や楽天の茂木栄五郎選手、阪神の大竹耕太郎選手らを擁して春秋連覇を達成した2015(平成27)年以来、約9年ぶりの開催となった。

 当日は試合中から雨が降り続く中、17時15分ごろに明治神宮外苑の聖徳記念絵画館前(新宿区霞ケ丘町)を出発。応援部が試合を訪れていた早大生や卒業生、ファンらを先導した。雨天のため、野球部は明治通りから早稲田通りに入った後の西早稲田交差点から合流。待ち時間には野球部員が地域住民や子どもたちと記念撮影する姿も見られた。

 馬場下町交差点から早大南門通りを通り、大隈講堂前を通過。その後大隈通り、グランド坂通りを通り、再び早稲田通りへ入り、20時15分に戸山キャンパスへと到着し、早稲田アリーナで優勝祝賀会を開いた。総勢約1100人が練り歩き、沿道には地域住民や商店主など多くの見物客が駆け付け、野球部の選手らは拍手や祝福の言葉を受けた。

 早稲田実業学校・早大野球部OBで西早稲田にある「居酒屋もちだ」の運営に関わる上野雄平さんは「OBとして、早稲田の街の人間としても、この日を夢見ていた。たくさんの人からおめでとうと言われる経験は早大野球部の特権でうらやましいと思う。厳しい戦いであることは重々理解しているが、街の人たちを勇気づけるために毎季優勝できるよう日々鍛錬してほしい。期待している」と話す。

 慶応高・慶応大の野球部OBで、西早稲田で飲食店を営む越坂部忠生さんは「私の時代は早稲田4連覇と強かったことが思い出される。開業7年で初の『ちょうちん行列』だったが、大学と地域が一緒に盛り上がる想像以上のパレードだった。応援部の皆さんは、雨の中とてもすてきだった」と話す。

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