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早大「鳥人間プロジェクト」が会場に向け出発 3年ぶり「総合力で勝負したい」

会場に向かう「早稲田大学宇宙航空研究会 鳥人間プロジェクト」のメンバー

会場に向かう「早稲田大学宇宙航空研究会 鳥人間プロジェクト」のメンバー

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 「早稲田大学宇宙航空研究会 鳥人間プロジェクト」が7月25日夜、「鳥人間コンテスト2024」の会場に向け、早稲田大学戸山キャンパス前を出発した。

テストフライトの様子 その1=早大「鳥人間プロジェクト」が会場に向け出発

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 早稲田大学宇宙航空研究会(WASA)は1965(昭和40)年創設の早大公認のものづくりサークル。「鳥人間コンテスト」の出場を目指す「鳥人間プロジェクト」のほか、「天文プロジェクト」「電装プロジェクト」「ロケットプロジェクト」の4つのプロジェクトに分かれて活動している。インカレで日本女子大学など他大学の学生も所属する。

 「鳥人間プロジェクト」は1985(昭和60)年から「鳥人間コンテスト」に出場。29回目の出場で、今年の人力プロペラ部門出場チームの中では最多となっている。毎年コンスタントに出場することが多かったが、2022年、2023年は書類選考で落選となり、3年ぶりの出場となった。

 昨年9月ごろから新しい機体の設計、今年1月から製作を始め、2月上旬に設計資料を提出。3月末に機体が完成するタイミングと合わせて、出場決定の通知を受けた。その後、富士川飛行場や大利根飛行場でテストフライトを重ね、準備を進めてきた。

 25日18時ごろ、新大久保にある作業場所から運搬のために分解した機体をトラックに運び込み、トラックに固定。時折雨に降られたが、予定通りに終えた。その後、会場の彦根市に向けて、早大戸山キャンパス前から出発。この間、応援に駆け付けた卒業生の姿も見られた。

 空力設計を担当した尾崎耕成さん(崎はたつざき)は「昨年の設計を引き継ぎ、製作精度を高くした。こだわりがないことがこだわりの機体だが、テストフライトの回数を例年よりも多くしたことで、パイロットのスキル向上につなげることができた。機体とパイロットのスキルの総合力で勝負したい。目標は10キロで過去最高を狙いたい」と意気込む。

 「鳥人間プロジェクト」代表の田中沙歩さんは「まだ現地で組み立てもあるので、最後までみんなで頑張っていきたい。当日はライブ配信もある上、多くの方が現地まで応援に来ていただけると聞いている。皆さんの応援に応えたい」と話した。

 人力プロペラ部門は7月27日6時15分からユーチューブチャンネルでライブ配信し、鳥人間プロジェクトは2番目に出場する。

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