「こどものための夏の野外上映会」が8月17日、都立戸山公園大久保地区(新宿区大久保3)の「のびのび広場」横の噴水付近で開催される。主催は新宿・戸山プレイパークの会。
同会は「自分の責任で自由に遊ぶ!」をモットーに、子どもたちが自由に遊べる環境「プレーパーク」を戸山公園大久保地区の「のびのび広場」で週5日程度、開催。遊ぶ環境を整えるスタッフのプレーリーダーとボランティアが見守る中、未就学児や小中学生、保護者などが利用している。
6年前までは毎年秋に野外上映会を行っていた。同会代表で今回の上映会を企画した永見紅花さんは「普段は子どもたちだけで夜に外で集まって遊べない。夜の公園に親と一緒に子どもたちが集まって、みんなでわちゃわちゃしながら映画を見たことはいい思い出となって残っている。いつかまたやりたいと思っていた」と話す。
永見さんは戸山公園サービスセンターのセンター長・杉山俊司さんから紹介を受け、都立公園でやりたいことをかなえる企画「わたしの公園プラン」に応募し、審査の結果、同園からの上映会への協力を得た。さらに杉山さんからの紹介で、戸山図書館職員で映写技師の資格を持つ川畑義人さんらが上映に協力することになり、開催に至った。
当日は同園サービスセンターの建物に大きな白いシートを垂らして、16ミリフィルムで上映する。上映するのは「ともだちや」「ちいさなバイキングピッケ」「ムーミン 落ちてきた星の子」の3作品。小さい子どもの参加も想定し、10~20分ほどの作品を選んだ。上映作品のフィルムや映写機は新宿区立図書館所蔵のものを利用する。
永見さんは「コロナ禍で横のつながりが切られてここ数年、顔の見えない関係が増えた。この上映会を通じて、少しでも子ども同士・親同士のつながりができれば」と期待を込める。
開催時間は19時~20時30分。参加無料。要事前申し込み。小学生以下は保護者同伴。クッションなどの持参を呼びかけている。小雨の場合はサービスセンターのテラスで上映する。