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高田馬場のOHANAが「動物と家族に」の新サービス 医療費・生活費も支援

「OHANA」社長の棚木悠さん

「OHANA」社長の棚木悠さん

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 高田馬場のベンチャー企業「OHANA(オハナ)」(新宿区高田馬場1)が動物園、水族館の動物に食事、医療、生活の費用をサポートするサービス「OHANA SHIP」の提供を9月6日、始めた。

「アロハガーデンたてやま」のミーアキャット その1=高田馬場のOHANAが「動物と家族に」の新サービス

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 「OHANA」は社長の棚木悠さんが経営難による動物園、水族館の閉園で、引っ越し先が見つからない動物がいることを知り、社会全体で施設運営をサポートできるのではないかと考え、2022年に創業。動物と人間が家族のような関係で共生できる社会を目指している。社名はハワイ語で「家族」が由来。

 2023年に自分の好きな動物に食事をプレゼントして、成長を応援できるウェブサービス「Hello!OHANA」を公開。現在、8つの動物園、水族館と連携し、約40~50匹(羽)の動物が対象になっている。プレゼントした人には、動物が食事をしている動画や、プレゼントするとたまるポイントに応じてプレゼントを進呈する。

 新サービス「OHANA SHIP」は、これまで食事だけだったサービス内容に「動物たちが安心して暮らせるよう」(棚木さん)、医療費や生活費(飼育費)を加えたもの。支援者には新たな特典として、触れ合い体験や命名権、デジタル版「家族の証明書」「思い出のアルバム」などを用意する。

 サービス開始に伴い、「アロハガーデンたてやま」(千葉県館山市)で飼育されているミーアキャットの赤ちゃん4匹を対象に募集を始めた。価格は5万円で、有効期間は半年。10人限定。

 棚木さんは「赤ちゃんミーアキャットたちは、毎日すくすくと成長している。4匹の家族になっていただいた方には、触れ合い体験など、すてきな思い出をつくる機会を用意した。個人のお客さま、企業、団体など、家族になった皆さまが一緒に楽しみながら、動物たちの成長を継続的に見守っていただけるとうれしい。これからも動物たちの応援をお願いできれば」と呼びかける。

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