早稲田大学の学園祭の一つ「早稲田祭2024」が11月2日、3日、早大早稲田キャンパス(新宿区西早稲田1)や戸山キャンパス(戸山1)などで行われる。主催は「早稲田祭2024運営スタッフ」。
例年約20万人が来場するという早稲田祭。近隣にもにぎわいが生まれ、早大周辺の秋の風物詩となっている。期間中、150近い教室企画のほか、パフォーマンスや音楽企画などを展開。飲食屋台は85店舗が出店する。コロナ禍以降、最大規模となった昨年の早稲田祭と同程度となる。
今年のキャッチコピーは「君物語、結集。」。運営スタッフ代表の佐俣竣介さんは「年に2日間しかない早稲田祭に向けて、自分たち運営スタッフだけでなく参加団体、参加者、来場者、協力者の方々はいろいろな日々を送っている。それが早稲田祭で完結するというニュアンスで物語という単語を使い、それらの物語が早稲田祭に集まってほしいという思いを込めた」と話す。
大隈記念講堂前など各所に設置する特設ステージで、パフォーマンスや演奏を行うほか、キャンパス内の空きスペースや道を舞台にストリート企画を行う。大隈記念講堂や早稲田アリーナ、早稲田小劇場どらま館でも演劇や音楽ライブなどを行う。アーティストライブでは、戸山キャンパスの多目的施設「早稲田アリーナ」を会場に、Da-iCE、マカロニえんぴつ、Kroi、FRUITS ZIPPERが出演する。
キャンパス近隣の飲食店ワセメシ16店舗では、「君物語、結集。」にちなんだコラボメニューを現在提供中(11月3日まで)。飲食屋台では、推し屋台を見つける「屋台コンテスト2024」を行う。
環境対策活動も推進し、全ての飲食屋台では環境に配慮した紙素材の「エコ容器」を使用。ごみを9分別で回収することで、昨年は約12トンのごみ処理費用を、分別しない場合に比べて約6.3%に抑えたという。廃油を使ったエコキャンドルやエコキャップアート企画も行う。
佐俣さんは「『日本最大級の学園祭』や『早稲田文化の祭典』と言ってもらえるだけのものがあると思う。早大生が注いでいる熱量を感じてほしい」と呼びかける。
開催時間は10時~17時。