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早大、「どらま館Labo」プロジェクトで「永遠幼稚園」早稲田公演、報告会も

(左から)山本健介さんと演者の山下萌さん、貞方未来さん、世羅田大次郎さん

(左から)山本健介さんと演者の山下萌さん、貞方未来さん、世羅田大次郎さん

 早稲田大学の「どらま館Labo」プロジェクトが、早稲田キャンパス内の「GCC Common Room(コモンルーム)」(新宿区戸塚町1)で3月5日~8日、「永遠幼稚園」7公演を行った。

ゲネプロの様子1=早大、「どらま館Labo」プロジェクトで「永遠幼稚園」早稲田公演、報告会も

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 「どらま館Labo」は、早稲田小劇場どらま館が世代や団体を越えた広義の「早稲田演劇」のつながりづくりを目的に企画する、早大演劇卒業生と現役生による共同制作プロジェクト。

 今回の公演は、2025年度の早大と岐阜県美濃加茂市との共催事業として、同市と早稲田で上演。昨年12月には、オーディションで選ばれた俳優・スタッフ計7人と脚本・演出の山本健介さんが美濃加茂市に滞在し、作品上演と併せて小学校公演、高校生ワークショップを行った。

 美濃加茂市は、早大で教授を務め明治期の演劇の普及に努めた坪内逍遙の出身地であることから、2007(平成19)年に文化交流協定を結び、学生が同市に滞在して行う演劇公演やワークショップなど演劇文化を軸にした交流事業を行ってきた。

 早稲田公演は、昨年9月に早大が早大南門通り沿いのキャンパスの1階に「地域と社会の交差点に」と設置した「GCC Common Room」で開催。5日には、山本さんによるプロジェクトの報告会や、近隣の大隈通り商店会のこはぜ珈琲(コーヒー)店のコーヒーを用意して来場者と関係者が交流する時間も設けた。

 出演者の一人で、文学部4年生の山下萌さんは「地域の方、先輩演劇人など多くの方々が関わる大学の公式プロジェクトという恵まれた環境で芝居に集中できた。演劇が盛んな街といえば下北沢や高円寺がよく挙げられるが、早稲田は演劇に教育の力を加えられることが強み、見る、演じるということが教育の力によって、よりたくさんの人に広まってほしい」と話す。

 2006(平成18)年卒で翌年に「The end of companyジエン社」を立ち上げ演劇活動を行う山本さんは「この街には演劇を志す20代、10代の若者が集中している。早大生は4年間同じキャンパスに通うため在学中、稽古や公演に集中できる。演劇の未来を考える時、この場所を刺激することが未来に直結することになる。ガラス張りのGCCでの公演にはこだわった。稽古中も通行人がじろじろと様子をうかがっているのを見て、『この街に演劇があるぞ』という感じがした」と期待を込める。

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