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早大生向け情報誌「マイルストーン」 「新型コロナの経験生かし、寄り添うものを」

「芳林堂書店高田馬場店」で「Milestone Express 2022」の納品作業を行う早稲田大学マイルストーン編集会の皆さん

「芳林堂書店高田馬場店」で「Milestone Express 2022」の納品作業を行う早稲田大学マイルストーン編集会の皆さん

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 早稲田大学の出版サークル「早稲田大学マイルストーン編集会」が発行する早大生向けの総合情報誌「Milestone Express(マイルストーンエクスプレス) 2022」が3月12日、発売された。

文禄堂早稲田店で納品作業をする早稲田大学マイルストーン編集会の皆さん その1

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 早大生へのアンケートなどを基に授業やサークル情報などを掲載する「Milestone Express」。今年のキャッチコピーは「マイルを開く、早稲田を歩く。」。定番となっている表紙の大隈記念講堂の写真を夕暮れ前の画像にリニューアル。編集長の菊地遼太さんは「一目で今年のものだと分かってもらえるように少し雰囲気を変え、新鮮なイメージにした」と話す。

 昨年11月から科目別の授業、ゼミ、サークルなどの情報を募集し、コロナ禍で始めたLINEでの情報収集も活用した。6510科目の授業情報、628のゼミ情報、636のサークル情報を掲載し、オンライン授業に対応した科目情報も新たに掲載する。巻頭インタビューには、第一文学部卒で小説家の小川洋子さんが登場する。

 早大非公認マスコット「じーおくん」とのコラボ企画も掲載。「じーおくん」は現役早大生複数人で運営している「早稲田で1番学生に寄り添うメディア」を標榜するツイッターアカウント。多くの早大生に認知されているが、実態が謎に包まれており、その真相に迫るという企画にした。

 高田馬場・早稲田エリアの飲食店をまとめた小冊子「EXPO2022」も別冊として添付。ワセメシ=160店舗、ラーメン・油そば=67店舗、カフェ=86店舗、飲み屋=58店舗を紹介する。

 「Milestone Express」が早大周辺の書店に山積みされる風景は、ツイッター上のハッシュタグ「#春から早稲田」と共に春の風物詩の一つとなっている。「文禄堂早稲田店」(新宿区馬場下町)、高田馬場駅前の「芳林堂書店高田馬場店」(高田馬場1)では例年のように発売日に店頭販売を行った。

 菊地さんは「今年度の制作に関わったメンバーは、入学時から新型コロナの影響を受け、制限のある学生生活を送ってきた。こういう状況での大学生活の大変さを知っているため、今まで以上に早大生に寄り添ったものを作れたと思う。これからの学生生活を楽しみにしていたり、不安な気持ちを抱えていたりとさまざまな学生がいると思うが、一人でも多くの早大生の一助となれば」と話す。

 価格は600円。書泉と菊屋書店では通販も行う(別途送料が必要)。

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