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早大近くに定食屋「早稲田モンスターズキッチン」 「おなかも心もいっぱいに」

「早稲田モンスターズキッチン」の竹本亮太さん、店主の花田富樹さん(左から)

「早稲田モンスターズキッチン」の竹本亮太さん、店主の花田富樹さん(左から)

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 早稲田大学近くに食堂「早稲田モンスターズキッチン」(新宿区西早稲田1、TEL 03-6228-0321)が5月16日、オープンした。

「早稲田モンスターズキッチン」の定食「ハラミの煉獄鉄板ステーキ」

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 店主の花田富樹さんは岡山県出身。大学進学を機に沖縄県に移住し、大学近くの居酒屋でアルバイトを始めた。飲食業の楽しさに目覚めると、在学中に店長に昇格。卒業後も16年間勤務した後、独立するために上京した。

 2020年4月から板橋区役所近くのシェアキッチンでテイクアウト営業をしながら、出店候補地を探してきた。にぎやかな学生街への出店を検討し、大隈通り商店会に決めた。

 店名の「モンスターズキッチン」には「何かに熱中することを応援したい」との願いを込める。花田さんは「飲食業が好きすぎて、私がモンスターと言われたことがある経験から、何かに熱中する人をモンスターと呼んでいる」とほほ笑む。

 店内は、40年以上営業していたそば店「浅野屋」を居抜きで活用。「浅野屋」の面影を残しつつ、新しいテイストも取り入れて「レトロ和モダンな雰囲気」を目指した。椅子やマネートレーなど浅野屋の備品も使用。花田さんは「早稲田の学生や卒業生、地域の人はみんな早稲田の地が好き。ここで40年以上営業されてきた浅野屋さんの思いを受け継いでいきたい」と意気込む。

 メニューは「値段、ボリューム、クオリティーのバランスに、少しの驚きを重視し、納得感あるもの意識した」と花田さん。定食は目の前で焼き上げる「ハラミの煉獄(れんごく)鉄板ステーキ」(900円)、「ヘルシーローストハンバーグ」(シングル650円、ダブル900円)、フライドチキンとローストポークのしょうが焼きをセットにした「早稲田定食」(1,000円)、塩こうじ唐揚げとハンバーグをセットにした「ビッグベア定食」(900円)など15種類を用意する。単品でも注文できる。

 花田さんは「サークルやクラスの友人などこのコミュニティーで話したり飲んだりすることが好きな人が、モンスターズキッチンでより深い関係になったり、濃いコミュニケーションが取れたりする店にしたい。おなかも心もいっぱいにしたい。末永く地域の皆さまに育てていただきながら営業していけたら」と話す。

 営業時間は11時~20時。日曜定休。

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