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早大のオープンキャンパスに「過去最多」6.6万人が来場 街ににぎわいも

早稲田キャンパスがにぎわう様子

早稲田キャンパスがにぎわう様子

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 早稲田大学(新宿区戸塚町1)でオープンキャンパスが8月3日、4日に行われた。「過去最多となる延べ約6.6万人の来場があった」(早大)という。

来場者も行列したワセメシの人気店「図星」の「辛しび油SOBA」

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 学園祭「早稲田祭」に次ぐ来場者数で、一大イベントとなっているオープンキャンパス。早稲田キャンパスのほか、戸山キャンパス、理工系学部のある西早稲田キャンパスでも同日、開催した。昨年時点で過去最多となっていた約6.5万人の来場者数を上回った。教務部入学センターの渡部美紗さんは「コンセプトは『DISCOVER WASEDA』。それぞれの来場者の視点で、早稲田の魅力を発見してほしいとの思いを込めた」と話す。

 学部説明会、模擬講義、個別相談、研究室見学のほか、現役早大生のトークライブ、キャンパスツアー、サークルのパフォーマンスなどを展開。現役早大生と直接コミュニケーションが取れることも特徴になっている。毎年、行列ができる人気のグッズ販売では、初めてオープンキャンパス限定商品のハンドタオルを用意。売り場は、早大グッズを買い求める人で常に行列ができていた。

 今年は新たにベンチャー企業の支援・育成などに取り組むアントレプレナーシップセンターの講演やワークショップ、建築を専門的に学ぶ芸術学校の教員による早稲田・戸山エリアの建築ツアーを開催。AIの言語能力の体験(人間科学部)など最新の研究に触れたり、人気の模擬裁判(法学部)に行列ができたり、興味のある企画に参加し、熱心に聴き入る高校生の姿が見られた。

 大学周辺での大学生活も体験できるよう、パンフレットには早稲田キャンパス周辺の飲食店(ワセメシ)のマップも用意。飲食店で食事をする来場者の姿が多く見られた。キャンパス内やキャンパス周辺では、早大を目指す高校生や保護者などでにぎわいが生まれた。

 大阪府から来た高校2年の女子生徒は「早稲田の雰囲気が好きでオープンキャンパスに来たいと思っていた。国際教養学部、政治経済学部、法学部を回る予定。受験に向けての意識も高まりそう。入試に向けて頑張っていきたい」と話した。

 愛知県から来た高校2年の女子生徒は「事前に調べている中で、校風に引かれ、学べる内容が自分に合っていると思い、早稲田キャンパスに来ることを楽しみにしていた。キャンパス周辺が、いい意味で都会過ぎない環境でいいなと思った。具体的なイメージがつかめたことで、モチベーションにつながった」と話した。

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