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高田馬場に中国茶館「虫二」出店、四季折々のコースでゆったりとした時間を

中国茶館「虫二」の向井直也さん

中国茶館「虫二」の向井直也さん

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 中国のお茶と薬膳スイーツを提供するカフェ「甘露」(新宿区西早稲田3)の2号店、中国茶館「虫二」(新宿区高田馬場2)がオープンして、10月29日で半年がたった。

花茶「碧譚ひょう雪」=高田馬場に中国茶館「虫二」出店

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 運営者の一人、向井直也さんは「工房を拡張して小売りや卸売りを充実させたいと物件を探していたところ、駅前の路地裏に端正な庭のある物件が見つかり、工房とショップを併設する茶館を開くことにした」と話す。

 店名については「風と月の漢字の囲いをなくすと虫と二という字になることから、中国では虫二は自然の風景の素晴らしさ示す『風月無辺』を意味する言葉。美しい庭の景色も合わせてゆったりと楽しんでほしいという思いを込めた」という。

 10席の茶席では、杭州の茶館からヒントを得たというコースメニュー(4,000円台~)でスイーツと中国茶を提供する。季節の変化に合わせて入れ替え、中国で取材をして日本ではなじみのないものを用意していくという。

 スイーツは、果物、ナッツ、菓子の盛り合わせを2段重ねの箱で提供する「果籃(からん)」と、工房で手作りする「季節のお菓子」と「季節のおわん」を用意する。

 お茶は、緑茶、紅茶、白茶、黒茶、ウーロン茶など四季折々に用意する茶葉十数種類の中から選んで注文する。電気ポットで足し湯ができる。

 ショップでは、各種中国茶葉のほか、中国の食養生の考え方を取り入れ漢方の専門家が監修する和漢草と中国茶をブレンドした養生茶(1包=486円、5包=2,160円)、北京の宮廷焼き菓子を参考にした、甘酸っぱい山査子のあんを杏仁の香りの生地で包む「山査子餅(サンザァビン)」(594円)、「甘露」で提供する桃膠(タオジャオ)をナツメのシロップで炊いた「紅棗桃膠(ホンザオタオジャオ)」(1,080円)、広東式の小豆しるこ「紅豆沙(ホンドウシャァ)」、白キクラゲ、ハスの実、ユリ根入りのデザートスープ「蓮子百合銀耳羹(リィエンズバイフゥインアァルグン)」(以上972円)など工房で製造するレトルト商品も置く。

 向井さんは「中国の文化を茶席でも家庭でも楽しんでもらえれば。『甘露』に比べてここは駅にも近い。高田馬場の新しいお土産としてもショップを利用してもらえれば」と呼びかける。

 営業時間は11時~18時。茶席は予約制。13時と16時からの2時間制で、各2組限定。月曜・木曜定休。

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