
区立鶴巻図書館(新宿区早稲田鶴巻町、TEL 03-3208-2431)が3月30日、河出書房新社(新宿区)の編集者を迎えて「夏目漱石本の出版、その裏側。」と題したイベントを開催する。
同館は、明治時代に活躍した小説家、夏目漱石が晩年を過ごした早稲田南町に近いことなどから、漱石の著書や関連本の常設コーナーの設置や、企画事業として漱石関連のセミナー等を開くなどの取り組みを続けている。
本年度は、河出書房新社の現役編集者で、雑誌「スピン/spin」の尾形龍太郎編集長と岩崎奈菜さんの2人を招き、漱石に関する新刊本の企画から出版までを紹介してもらう。
同館の廣谷健太郎副館長は「2人が漱石関連の本を担当されると知り、どのように仕事を進めたのか興味が湧いた。漱石の魅力と合わせてファンが納得する本作りや、ライバル会社と差別化を図るための苦労話など企画から出版に至るまでの裏側の話をお願いしている。漱石や本作りの世界に触れてもらえれば」と呼びかける。
参加無料。定員は15人。21日から先着順で受け付ける。