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鶴巻図書館で「ぬいぐるみおとまり会」 子どもたちが寝かしつけやお迎えを体験

迎えを待つぬいぐるみたち

迎えを待つぬいぐるみたち

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 区立鶴巻図書館(新宿区早稲田鶴巻町、TEL 03-3208-2431)が6月28日・29日、同館初の試みとなる「ぬいぐるみおとまり会」を開催した。

ぬいぐるみを寝かしつける子どもたち=鶴巻図書館で「ぬいぐるみおとまり会」

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 「ぬいぐるみおとまり会」は、2007年に米ペンシルベニア州の公共図書館で始まったとされるイベント。子どもたちが図書館や博物館にぬいぐるみを連れていき、一緒に絵本の読み聞かせなどのイベントに参加した後、ぬいぐるみを寝かしつけて帰宅。翌朝、迎えに来た子どもたちに、夜の間のぬいぐるみの様子を写真などで伝えるというイベント。2010年代ごろからは日本各地の図書館で開催されているという。

 同館では初の試みで8人が参加した。子どもたちはぬいぐるみと一緒に来館し、3冊の絵本の読み聞かせを楽しんだ後、ぬいぐるみを寝かしつけて帰宅。翌日のお迎えの際には、閉館後の図書館内で手伝いやお茶会を楽しむぬいぐるみの様子を収めた写真カードを受け取り、離れていた間のぬいぐるみの様子を聞いた。図書館では、子どもたちがぬいぐるみに読み聞かせができるように、ぬいぐるみが好きなものにちなんだ本を1冊選んで貸し出しも行った。

 参加者の一人、りおちゃんは家でぬいぐるみと図書館ごっこをしているといい、迎えに来て「ぷーさんがいなくてさみしかったけど我慢した」と話し、写真を見て「ぷーさんが楽しそうで良かった。また来たい」と笑顔を見せた。

 企画から担当した同館の坂口祥子さんは「迎えに来て写真を見た子どもたちが『こんなことやってたんだ』『楽しそう』などと楽しそうに感想を聞かせてくれた。初めてのことで心配事もあったが、子どもたちが喜んでくれてよかった。また開催できれば」と話す。

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