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戸一小で「ひなんじょで宝さがしときもだめし」 夏休みの思い出と防災訓練

「ひなんじょで宝さがしときもだめし」の様子

「ひなんじょで宝さがしときもだめし」の様子

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 「ひなんじょで宝探しときもだめし」が戸塚第一小学校(新宿区西早稲田3)で8月23日、行われた。主催は戸塚第一小学校PTA、共催は地元の西早稲田三丁目睦町会。

「怖い物語の読み聞かせ」の様子=戸一小で「ひなんじょで宝さがしときもだめし」

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 災害時の避難所に指定されている戸塚第一小学校を会場にした肝試しで地域の交流を創出し、子どもたちに楽しい思い出をつくってもらうとともに、防災の大切さを知ってもらうための企画として始めた。新宿区の地域コミュニティー事業にもなっている。毎年、2学期が始まる直前、夏休み最後の土曜に開催している。

 保護者や地域に加えて、新宿消防署、新宿消防団第七分団、東京アニメーションカレッジ専門学校、早大の学生サークル「早稲田祭運営スタッフ」「まっちワークグループ早稲田」「アトム通貨実行委員会」など、地域の団体や学生が協力していることも特徴。

 今年はより防災意識を高めてもらうために2部構成にし、15時から体育館と校庭で防災体験を、18時から校舎で「宝さがしときもだめし」を行った。防災体験では、放水体験、水消火器体験、煙体験のほか、今年新たにAED体験、高齢者体験、車いす体験を用意した。待ち時間には東京アニメーションカレッジ専門学校の学生が制作した絵の塗り絵やアニメーションの上演も行った。

 「宝さがしときもだめし」では、5つのチェックポイントに用意された「箱の中身はなんでしょう?」「影絵ジェスチャーゲーム」などに子どもたちが挑戦し、それぞれをクリアすることで分かる文字を記入していって、宝箱を選ぶヒントを集めた。その後の肝試しエリアでは、悲鳴や喚声、「怖い怖い」といった声が終始聞かれた。最後のエリアでは、東京アニメーションカレッジ専門学校の学生が過去に制作したアニメの上映に合わせて「怖い物語の読み聞かせ」を行った。

 防災体験と「宝さがしときもだめし」を終えた参加者にはアルファ化米、かき氷を提供したほか、ライト付きラジオや防災食を進呈した。

 延べ500人以上が参加。参加した子どもは「今年はそんなに怖くなかったが、肝試しに出てきたお面がすごかった」「去年は怖すぎて、あんまり覚えていない。今年は楽しかった」などと話していた。

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