ラーメン店「麺処(どころ) にぼし香 早稲田店」(新宿区西早稲田2)が12月10日、西早稲田交差点近くの早稲田通り沿いにオープンした。
「にぼし香」は、横浜のラーメン店「丿貫(へちかん)」出身者が2023年10月に「水天宮前店」(中央区)をオープン。濃厚な煮干しスープのラーメンを提供する。早稲田店は4店舗目。店舗面積は約12坪。席数はカウンター14席。
同店オーナーの井上隆信さんは早大出身。ITベンチャー企業で働きながら「にぼし香」の運営にも関わっており、社内フランチャイズとして出店した。井上さんは「和の心を追求する『にぼし香』のような雰囲気の店は、学生だけでなく地域の方も多い早稲田でも受け入れられると思い、出店した。自分もワセメシ(早大周辺の飲食店)にお世話になってきたので、自分もその文化に貢献ができたら」と話す。
看板メニューの「煮干蕎麦(そば)」は、「にぼし香」が開発した煮干しを強火で炊いたスープに、煮干しのペーストを加え、仕上げに煮干しの香味油を使う。麺は低加水のストレート麺で、「歯切れの良さが特徴」という。お薦めという「濃厚煮干蕎麦」(1,100円)と「特濃煮干蕎麦」(1,200円)も用意する。週替わりの限定で「生ベニズワイガニ蕎麦」「濃厚甘海老(えび)蕎麦」「濃厚牡蠣(かき)蕎麦」「濃厚あん肝蕎麦」(以上1,500円)を提供する。
味付きの替え玉「和(あ)え玉」は、「黒酢の和え玉」(350円)、「背脂の和え玉」(400円)、「あさりガーリックバターの和え玉」(500円)の3種を用意。
「そば前文化のように、ラーメンを食べる前にお酒やおつまみを楽しんでほしい」と井上さん。ビール(小瓶550円)のほか、日本酒は「にぼし香」オリジナルの「NIBOSHIKOH」や早稲田大学公認の「都の西北」、野田屋酒店(早稲田鶴巻町)オリジナルの「わせだ魂」を用意。おつまみは、「おつまみ蟹(かに)みそ」(580円)や「ほたるいかの沖漬」(680円)、「肉刺し」(1,180円)などを用意する。
「早稲田の一員になれるようこれから頑張っていきたい」と井上さん。「学生や地域の方、お酒が好きな人にも来店してほしい」と話す。
現在は不規則営業のため、Xで告知する。