新宿区立戸山シニア活動館(新宿区戸山2)で、誰でも参加できるみんなの食堂「えんがわ家族食堂」が1月28日に開催された。主宰は同館と任意団体「えんがわ家族」。
同館は、都営戸山ハイツアパートと東京都住宅供給公社の分譲団地、合わせて33棟に3000人強が生活する住宅団地内に立地。ボランティアなどの社会貢献活動や健康増進・介護予防に向けた活動、生きがいづくり活動の場となっている。
えんがわ家族は、同団地で育ち、現在も居住する代表の渡辺萌絵さんが2018(平成30)年に立ち上げたボランティア団体。廃校となった区立戸山中学校の校庭で、現区立中央図書館の空き地を活用する「そらとだいちの図書館」などの運営を行う。
えんがわ家族食堂は2019年7月に始め、新型コロナ感染症の影響による中止を経て2025年11月に再開。今年1月からは毎月第4水曜に定期開催する。
この日は、運営スタッフを含め85人が参加。アフリカ、ネパール、ミャンマー、インドネシアなど、さまざまな国にルーツを持つ家族や、障害のある人など、年齢や背景もさまざまな多様な参加者が集まった。
食事は、地域のボランティアメンバーが旬の食材や季節感を取り入れた献立を立て調理を行う。1月の献立は、クリームシチュー、ロールパン、マカロニサラダ、白菜の浅漬け、にんじんしりしり。ネパール出身の参加者からのチャイの提供もあった。
交流プログラムとして、ボランティメンバーの乙武洋匡さんの企画進行で、くじ引きゲームを行ったほか、会場内に折り紙コーナー、絵本コーナー、おもちゃコーナーなどを設けた。
渡辺さんは「超高齢化と多文化が進む戸山団地周辺で、世代や国籍、障害の有無に関わらず、誰もが安心して参加でき、家族や親戚の集まりのようにほっとできる場作りを目指している。食事を囲みながら地域の多様な人々と緩やかにつながり、日常に小さな安心と笑顔が生まれるような温かい時間になればという思いで活動している」と話す。
次回は2月25日。開催時間は17時~19時30分。参加費は大人=300円、小学6年生まで=100円。要予約。